【展覧会レポ】GR SPACE TOKYO「森山大道展」
【約3,100文字、写真約30枚】
2024年8月にオープンした「GR SPACE TOKYO」に初めて行き「森山大道展」を鑑賞しました。スペースの概要と、展覧会の感想を書きます。
※この展覧会はすでに終了しています。
▶︎結論
GRを持ったことがある人は必ず寄るべきコミュニティだと思いました!スタッフの接客もフレンドリーです。展示している最新のGRを操作しながら、話に花が咲き、GRの良さを改めて実感できました。写真展も無料で見られるため、お得なスペースです。
▶︎訪問のきっかけ
訪問のきっかけは2つ。
1)リコーのコンパクトデジカメ「GR」を使っていた時期(2011年〜2013年)があったため、このスペースがオープンしたと聞いた時、懐かしさのあまり行きたくなりました。
2)カメラ企業のギャラリーはいくつか行ったことがあったため、リコーのギャラリーも興味がありました。
▼過去に訪問したキヤノン、富士フイルムのギャラリー
▼リニューアルしたニコンミュージアムも行きたい
▶︎アクセス
「GR SPACE TOKYO」は渋谷駅や原宿駅から徒歩約10分。明治通りからも、キャットストリートからも見えない路地に位置しています。
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目16-19 原宿WATビル102
▶︎GR SPACE TOKYOとは?
「GR SPACE TOKYO」は、2024年8月11日にオープン。リコーのコンパクトデジカメ「GR」の展示や、写真展を実施しています。ワンスペースのシンプルな空間構成です。
スペース内で、コーヒーに加え、ピンバッヂなどのグッズも販売したり、ステッカーの無料配布をすれば、もっと顧客満足は高まると思いました。
▶︎私とGR
私が初めて買ったデジカメはリコーの「GR DIGITAL Ⅲ」でした。GRを使う前は、親のお古でCanonのIXY(カメラに興味ゼロな人が量販店で買うようなモデル)を使っていました。
社会人になり「何かいいデジカメが欲しいなぁ」と思っていました。当時、藤原ヒロシがGRを使っていたことが、GRを知るきっかけでした。大袈裟なデジカメでもなく、エントリーモデルでもない、藤原ヒロシのようなこだわりのある人も使うモデルだったことが購入の理由です。
当時は、stussyとのコラボモデルもありました。
私は2011年にGRを購入しました。その後、主にボケる撮影やズーム機能が欲しくなったため、2013年に「NEX-7」、2016年に「α 7II」、2024年に「α 7IV」を購入しました(全てSONY)。
GRにズーム機能はありません。アップにしたければ自分が近付き、引きにしたければ自分が遠ざかる。これが私の基本動作になりました。現在、持ち歩いているカメラのレンズも、基本はズームなしの単焦点のみです。
GRにはマクロ機能がついていたため、食べ物をよく撮影する私にとっては重宝しました。また、GRは撮りたい時にサッと撮れることに加え、GRにはGRにしか出せない艶っぽさのような"味"があります。そこに惹かれる人が多いのではないでしょうか。
当時は、どこに行くのもGRと一緒。私の思い出には常にGRと共にありました。特に、エフェクト機能をよく使って遊んでいました。
▶︎「森山大道展」感想
森山大道のアレ・ブレ・ボケがある白黒写真からは、GRのエフェクトである「ハイコントラストモノクロ」を思い出しました。過去に使っていたGRや、SONYのα 7IIでもよく使っていたエフェクト機能です。
SONYのα 7IIで「ハイコントラストモノクロ」などのエフェクトが楽しめた「ピクチャーエフェクト」機能が、現在使っているα 7IVではなくなってしまったことは残念でした…😨(復活希望です)
会場には、一眼カメラを提げた人、外国人旅行者、森山大道のUTを着た森山大道ファンなど、さまざまな人が集まっていました。
▼過去に訪問した森山大道の展覧会
▼GRを使う森山大道のインタビュー
▶︎最新のGR
GR SPACE TOKYOでは、最新のGRに触ることができます。最新は「GR III」「GR IIIx」の2種類。それぞれ、画角、焦点距離(ボケ感)、寄れる距離などが違います。価格は14〜15万円。
私は約10年ぶりにGRを触りました。操作も機能もシンプルなため、感覚的に使いやすいです。大きさもコンパクト、見た目もさりげない。この謙虚で渋い佇まいに改めて魅力を感じました。
このスペースには、常時スタッフが2人いらっしゃいます。話しかけると気さくに対応していただけて、色々とGRについて教えてくれます。ここに来た際は、是非、スタッフの方にも話を聞いてみてください。
スタッフの方曰く、最近のGRは、抽選販売になるくらい人気だそうです(参照)。特に、若い人から注目が集まっているとのこと。ケータイでも高画質に撮れるにもかかわらず、なぜGRが人気なんだろう?(約15万もするし)
近年は、フィルムカメラが若者を中心に人気です。その影響で、気軽に持ち歩ける、高性能なデジカメ=GRという構図があるのでしょうか。気軽なスナップならケータイで事足りる今、「写真を撮る」という行為自体に価値を感じる人がGRを選んでいるのかもしれません。
「GR SPACE TOKYO」に来たことで、懐かしさの後押しもあり「2台目のカメラを持つならGRやな!」と思いました。
▶︎まとめ
いかがだったでしょうか?GRに1度でも触れたことがある人は、必ず寄っていただきたいと思いました。写真展を無料で見られるのもお得です。是非、スタッフの方との会話も楽しんでいただくことで、GRの良さを改めて体感できるスペースでした。