図書館のお夜食~Audible39冊目
Audible39冊目読了(聴了)
図書館のお夜食 原田ひ香 ☆☆☆
実はAudibleをはじめてから、原田ひ香さんの作品は5作目で、望月麻衣さんと並んで、5冊目は読んだ作家ではトップなのだ。
望月麻衣さんは「満月珈琲店の星詠み」シリーズの5冊だったのだけど、原田さんの場合は、シリーズものではなかったので、単純に一番読みたくなるような作品が多い作家という位置づけだったのだけど・・・・
今回の図書館のお夜食は、冒頭から「え??これって本当に原田ひ香さんの作品???」って思うくらい、今までの原田さんの作風とは異なる作品だ。
亡くなった作家だけを蔵書している、夜だけやっている、ある意味謎の図書館。そこに関係する様々な人間。
本の中に出てくる料理などが賄いとして出てくるのだが、いつものような、原田さん独特の良い意味での「アクの強い料理」ではなく、この作品ではさらっとさりげなく出てくる。
そう、あるいみ原田さんの作品はアクの強さが好きなんだけど、この作品に関しては、そういう物が全くなく、話の展開もちょっと飛びすぎていて、え???こういう展開???とある意味リアリティに欠ける展開になったり、最終章もえ???これで終わり????こういう終わり方???という誠にスッキリしない終わり方だった。
これが1巻というなら理解できる終わり方だが、これ一冊なら、ちょっと理解できない終わり方だ。
今まで読んだ、原田ひ香さんの作品は全て星4つ以上つけているけど、今回の作品に関しては限りなく2つに近い3つなのだ。
すごく楽しみにしていた一冊だったので、本当に残念だった。
さて、Audibleも次の一冊で40冊目になる。
年内に50冊読める(聴ける)だろうか??