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ツバキ文具店/小川糸


Audible36冊目読了(聴了)

小川糸さんの作品は紙の本の時は何冊か読んでいた。

俗に言う「丁寧な生活」をしている女性のイメージだ。

今回は鎌倉を舞台に、古くから続くとされる、文具店の10代目の鳩子が主人公なのだ。

10代目の文具店と言ってもピンと来ないが、一応そういう設定で、そう書いてる事も後々わかってくる。

この小説、NHKで多部未華子さんが主演でドラマ化されている事をさっき知った。

ちなみにだが、Audibleでのこの本の朗読が多部未華子さんなのだ。

今までも「読み手」の事は何度か書いたけど、36冊聴いた、Audibleの本の朗読者の中で、今回が一番良かった。さすがは女優さんである。

ドラマで主演を演じていたので、当然と言えば当然かもしれないけど、主人公のイメージのまんまで、自然と主人公と同化しているような感じがした。

物語自体もとても素敵で、この作品も今年聴いた本の中のベスト5に入ると思う。

実は私、手術前は、毎年海開きの頃に、金沢八景から北鎌倉の裏山と建長寺を抜けるトレイルランニングをし、そのまま海にドブンなどという、なかなかワイルドな遊びをしていたので、出てくる場所がイメージ出来るというのも共感できた理由かもしれない。

風景が思い浮かぶのにプラスして多部未華子さんの朗読が素敵で、あっという間に聴いてしまった。

続編もあるらしいので、そちらも楽しみだ。

Audible36冊目

ツバキ文具店 小川糸 ☆☆☆☆☆


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