移行期医療の理想と現実〜小児在宅医療の現場から見えること〜(2)
前回の記事では、
子どもから大人になる患者さんの移行の形には
1.完全に成人診療科に移行する
2.小児科と成人診療科の両方にかかる
3.小児科に継続して受診する
この3パターンがあることを前提に、発達などに問題が少なく、主に外来での治療を継続される方の一般的な課題について説明させていただきました。
一方で、重症心身障害児者の方など、入院を要する可能性の高い方の移行期医療については、なかなかうまくいかないケースも多い印象です。
今回は、この背景となっている課題について、小児在