キンモクセイの香りとブリ大根|日記
帰り道、キンモクセイの香りがした。
あ、キンモクセイの香りだ!
と思った次の瞬間には、かなり意識的に大きく深呼吸をしていた。
立ち止まって嗅ぐほどではない、が、もう少し嗅いでいたい。けど歩みを止めることはできない。という二律背反の中で選んだのが深呼吸であった。
キンモクセイの香りは街中に香っているわけではなく、街のある一定の範囲、エリアでするように思える。
ここの通りは毎年キンモクセイの香りがするな、とかそういった具合である。年ごとにその香りの発生源が変わるということ