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一英語教師が政治に興味を持ったワケ

 全然興味なかったtwitterの世界に飛び込んだのは、我が子の担任の先生がおかしかったから。思い込みで怒り、子どもたちを強い言葉と声で毎日毎日追い詰めた。
 私も教育者。若い先生のすることを見ていようと思っていたが、我が子が体を壊したことをきっかけに、話す場を作ってもらった。話してみて驚いた。その先生の目がビー玉みたいだったから。

 学校でも働いたけど、学校現場は建前だらけで本音が見えなかった。でも私がそのビー玉から感じたことは、先生は追い詰められているということ。先生自身が追い詰められていて、そのプレッシャーや自分を押さえ込んでいるストレスが子どもたちに向かっているのでは、と感じた。
 だとしたら、話し合うべきなのは目の前のこの青年ではない。ググッと元を辿っていくと、文部科学省が見えた。

 まずはフィールドワーク。先生方と対面でお話ししても聞こえないであろう声を求めて、twitterを開設してみた。「先生」と繋がろう。
そして初日に「死にたい」「通勤時に事故ったら良いのに」という言葉をたくさん目にすることになる。衝撃だった。

 あれから3年。文部科学省は相変わらず迷走を続けている。その被害は先生だけでなく、子どもたちにも広がっていった。専門家たちは「右へ倣え」の教育へ意義を唱え、受験制度への違和感をあらわにしている。
ものすごく狭いルールの中での競争ばかりを促して、どんどん人を振り落として前に進もうさせる、その教育制度への違和感。

国を作るはずの人は大切にされてきただろうか。
次の時代を担う子どもたちは、守られてきたか。
 その結果が目に見える形で表れている。教育をないがしろにする国は滅びる。その危機感をもっと多くの国民が持つべきだ。
どこかの知らない高校3年生が受験の混乱で苦しんでいるぞ、大学生が大変だ、ではなく、その彼らの人生はあなたの人生に必ず関わるのだから。
 社会は、そうやって見たこともない誰かに支えられたり、助けたりしながら回っているのだから。教育は無関係と思う人は多いだろうが、教育が一番あなたに関係あるといっても過言ではないのだ。
 
 再度。教育をないがしろにする国は滅びる。
沈みかけた船の中から、大きく声をあげていきたい。

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