なみお
Instagramで記録中の読書感想メモの抜粋 since 2023
2024年1月に始めたCamblyのグループレッスンで、世界の方々と話したことが面白過ぎるので、忘れない様に特に思い出に残る会話を記録するマガジン。
「変」というと語弊があると思うのですが、インパクトをとって「変」という言葉を使っています。子どもたちからも「先生って変」って言われます。これは「変わってる」って意味だと思います。友達からは「ピーターパン先生」って呼ばれています。特性的に子どもたちの心に寄り添う指導をしている、フリーの英語教師の経験談。面白がってくださったら嬉しいです♪
還暦バックパッカーを目指す私の旅記録
英語講師が、学習者目線を体験することと、「今」の語学習得方法を学ぶために始めた挑戦。 2022年6月から2023年5月までアプリDuolingoのみでほぼ毎日10分程度の学習を続け、更にアプリでインプットを続けながら、一年経過したところでアウトプット開始。スピーキングのオンラインレッスンを始める...その自分観察日記。 さて、どこまで行けるかな。
例えばある生徒が授業中に「先生、なぜ…なんですか」と質問をすると、クラスの雰囲気はどうなるだろう。その質問をきっかけに盛り上がる、と思われる方はラッキーな方。今までそんなクラスを経験してきたのでしょう。でも私が知る限りでは「今はその時間じゃない」とか「後で聞く(ずっと聞かれない)」と言われて流されることが多かった。また、先生が言う前にクラスの子が「そんなん今関係ないやろ」と言ったり、あからさまにイライラし出したり。そんな空気に覆われたクラスをたくさん見てきた。 授業に関連
以前1冊だけ読んだ韓国のお話が心に強烈に残ったので、また何か読んでみたいと思っていた。ノーベル文学賞を受賞したというニュースを見て、漢江氏の本を数冊図書館で予約した。 最初に来たのがこの本。内容を知らずに手にしたけれど、先日韓国映画「タクシー運転手」を見てずっとモヤモヤしていた光州事件の話だった。 光州事件で命を絶たれた方々への鎮魂の書であると同時に、人の弱さに触れる本でもある。 人はちょっと間違った方向付けで凶暴にも残酷にもなり得る。良い生き方をしたいと願う中で
何かに迷った時、分からなくなってしまった時、人に聞いてみたい、誰か教えてくれ、と思う経験は誰しもあるだろう。 振り返ってみると、結局答えをもらえることはない。でもその代わり何かをきっかけにして自分で気づいていけることがある。 これ本には1つのきっかけを受けて考え悩み気づいていく7人の愛すべき人たちが出てくる。 人のことがわからず悩んでいても、実際は答えは自分の中にあるっていうのがリアルで愛おしい。そして自分の中にある答えを見つけるには、人との関わりが必要だというこ
英語講師をしていて心に留めておきたいのは、人って「話したくない時もある」ってこと。実は私自身、Camblyを予約しておいてあまりにも話す気分じゃないからキャンセルしたこともある。英語教室に来ている人でも気分が乗らないこともあるんだろうなって想像する。だからこそ、いろんなアプローチの仕方を準備して仕事に挑むことを心がけている。 ただ、最近の私はCamblyが気分転換みたいになってる。逆に凹んでいる時こそ、英語でどうでもいいけどちょっと深い会話をしている間に頭がギューンとリ
今日のレッスンは、トルコに住むアメリカ人講師と、トルコ在住の方、それにポーランドの方と私。トルコ在住の方は今日が最初のCamblyレッスン。最初の自己紹介では、「英語を知ってるけど話せないから話したい」それに「仕事を変えたいけど、新しい仕事を得るには英語力が必要」と言っていた。みんなそれぞれの目的を持って集まっている。 レッスンが始まってみんなで仕事の話をしていたら、今日が初回の彼女が「ごめんなさい、みなさんが言ってることが理解できてない」と英語で。いろんなアクセントや
日曜日。とある会合でいろいろな方と話した。大人数が苦手な私、でも数名との語らいは好きだから、真ん中の大集団ではなく小さなグループや一人でいる人に話しかけたりして、こじんまりと話す。 その中で料理の話になり、健康的な料理の作り方を数名に習った。早速作ってみようとホクホクした。台所で一人ネットのレシピを見ながら作るのも楽しいけど、こうして実際作る人がいろんな思い出話やそのレシピ誕生のバックグラウンドを話したりしてくれるのを聴くのは楽しい。料理が生きている感じ。 精神的にス
人生2度目のボッコちゃん、読了。 これは私が中学生か高校生の時、読書の入口になった本だ。元々家に絵本がたくさんあって本を読むのは習慣の一つだったけれど、大人の本への入口と言えばこの本だった。 タイトルの響きと短編小説がたくさん入っている、ということでとっつきやすかったのだろう。学校の図書館で借りて読んだのを覚えている。 最近SNSの本紹介のグループで「星新一を若い頃読んでいた人たちは、大人になった今再度読んでみると面白い」という言葉を見つけ、早速手に取った。 な
先日読んだ「木曜日にはココアを」の続編。全く下調べもしていなかったけど、ちゃんと順番通りに読めて良かった。学生の頃は、こうした続編的なものを読む機会が多くて、なんだか常連さんになったみたいな気分でワクワクしたものだけど、そんな気持ちがよみがえってきた。 私もマーブルカフェの常連さんになったような気持ち。 同じ場所ですれ違ったり出会ったりする人たちのそれぞれの物語が短く綴ってあって、それが一冊(一つの場所?一人の人?)を中心に回っている感じ。 普段から人にとても興
「優しいお話」という誰かの感想を見て、手にとってみた。まだまだ出会いきれていない作家さん、いるなぁ...と痛感。 描写、言葉、細部に優しさと柔らかさを感じる。とんがっても良さそうだし、強い言葉を使って描く人もいそうな出来事も、この本の中では本当に優しい。 見方によれば(というのもこの本の中によく出てくるのだが)、優柔不断とも言える様な読む人にとってはもどかしくなってしまう様な瞬間がたくさんあるけれど、このお話の中にいると、それ自体をとても愛おしく感じる。 私自身
娘が家の本棚に残していった本。ずっと気になっていたけれど、やっと手にした。 一人の男の子視点で書かれていて、それがとてもリアル。目に見えるものをまっすぐ受け取る子どものピュアな感覚を思い出した。経験値が高く無い故に想像の範囲が狭いのもあるが、それがかえって真実を捉えている様な気がする。子どもが大人を見つめる目が純粋で胸が痛くなる瞬間がある。 人が亡くなることに興味を持つ主人公とその友人たち。近所の一人暮らしの年配男性を死に近いと踏んで、3人で家の見張りを始めることから
久しぶりのエッセイ。SNSの読書仲間のおすすめより。片桐はいりさんは私が観てきた映画でちょこちょこお見かけするだけだったけど、独特の存在感とひょうひょうとした雰囲気がとても好き。 「映画館出身、劇場育ち」とご本人が書いている通り、元々映画が大好きで映画館のもぎり(チケットを切る担当のスタッフ)としてずっと映画館勤めをしていたとのこと。演劇や映画で活躍するようになってからもしばらくもぎりは続けていて、今もライフワークで時々映画館で働いているという話を聴いて、とても興味を
みんな必ず一度は読んでいる谷川俊太郎さんの詩。あまりにも身近にあり過ぎて空気みたいになっているけど、じっくり向き合ってみると、改めて本当に好き。詩って短い言葉の中にぎゅっと物語やエッセイが詰まっていて、味わい深い。何度も読んで味わいたい。 表紙にある「一度でも/ナマで幸せを/体験していれば/コトバの幸せの嘘に/だまされることはない」という言葉にも痺れる。言葉を扱う人が、言葉以上の世界を伝えてくれる。 丁度この本が手に届いた時、私は友人と幸せについて話していたところだっ
図書館に予約していた本の順番が回ってきた。前回図書館の話「お探し物は図書館まで」が初めての青山さんの本だったけれど、この本も一冊の中に少しずつ袖触れ合った人たちそれぞれの物語が詰まっていて、とても好きだった。 それぞれのお話は絶妙に「もっと読みたい」と思う適度な長さで、それでもそれぞれの物語に少しでも触れることが出来たことを嬉しく思える。 本当にそれぞれは短いお話なのに、みんなどこかで繋がっているから広がりに奥行きがあって、すぐにその人がスーッと入ってくる感じ。
私は受験を中心に子どもたちが生活することに否定的な意見を言うことが多いので、自分でも「私は受験アンチなのか」と思うことがある。 でも少し自分の思考を掘ってみると、アンチとはちょっと違うと思う。敢えてアンチと言うならば「試行錯誤しないアンチ」と言えるかも知れない。 受験に関して私が否定的な言葉を言う時は、子どもの意思がそこに全く反映されておらず、親もちゃんと受験のことを学ばないままに子どもたちに自分のされてきた方法だけを強要をし、学校もさほど最新の受験情報を持っていない
今回は福岡ならではの旅の手段について書いてみよう。 私が初めて韓国を2週間一人旅したのは、30年前。フェリーだった。格安だったけど、たくさんの人たちと同じ部屋で雑魚寝。なぜか韓国のアジュンマたちの輪に入れてもらい、言葉がわからないなりに大根をフルーツの様に齧りながら過ごした。夜は韓国語の寝言で起こされた、あの日が昨日の様。 再びそんな船の旅をしてみたい、と去年娘たちと博多港国際ターミナルから釜山港まで往復船の旅をしてみた。30年前と比べて船は格段に良くなっていて、動
今回の旅は夫と二人、未知の美味しいものに出会う旅でもあった。掲げていたのは、ナッコプセ・カンジャンケジャン・地元料理。特にカンジャンケジャンに関しては、食べ方とか食べている様子はyoutubeでもたくさんあるのに、みんな「美味しい」しか言わない。どんな感じなのか、例えるとすれば、みたいな詳細が一切ないので本当に美味しいのか?だとすればどんな味?と興味津々だった。 初日、港に入るや否や私たちは船を飛び出し地下鉄に乗って街へ。宿に荷物を置いていざナッコプセ!1975年創業の