発達障害という才能
先ほど読み終えた「発達障害という才能」を読んで感じたことを書いていく。
この本を読む前からある悩みがあった。
それは、何か一つの物事に集中したいがつい別のことを考えてしまうことだ。。
例えば学校の講義を「よし真面目に聴くぞ!」と決意して受講するとき。最初は話を理解できるがだんだん「今日の夕食何か?」とか「あのアニメの続きはこうなるに違いない」など別のことに意識が向いてしまう。
他にも車を運転中に「昔あの上司に暴言吐かれたなー、なんであんなこと言われなくちゃいけなかったんだ。」と過去の記憶が蘇ったりする。
要は意識が別の方向に逸れてしまうのだ。
この本を読むとどうやらこの症状は専門用語でマインド・ワンダリングというらしい。
ADHDなどの発達障害の症状の一種のようだ。
思考があっちに行ったり、こっちに行ったりを繰り返すので授業の理解が悪くなったり、不注意になって事故を起こすこともあるそう。
このマインド・ワンダリング、一見するとマイナスな面が大きく見られるが実はいい面もある。
それは創造性を育むことだ。
とある研究によれば程よくマインド・ワンダリングを行う人は発想の数の多さ、発想の柔軟性などが高いという結果が出ている。
つまり、マインド・ワンダリングが適度に行われると新しいアイデアを生み出しやすいなどプラスの面もあるのだ。
これを知った時わたしは少し嬉しくなった。
自分の長年の悩みに対して見方が変わったからだ。
自分の悩みが強みになる可能性があると知れただけで「自分は劣っている部分はあるがそれだけではなく強みもある」と思える。
自分を肯定することができた。
あとは自分の特性をどう活かして長所にするか考えればいい。
いい気づきが得られる読書でした!