伊藤

口の悪いアメリカ在住のソフトウェア開発者。日々挑戦を続けつつ、内心ではスタンド使いになる夢を追っている。現実ではバグと格闘し、スポーツや旅先での風景撮影にハマりながら、心の中ではいつもスタンド能力の目覚めを待っている。

伊藤

口の悪いアメリカ在住のソフトウェア開発者。日々挑戦を続けつつ、内心ではスタンド使いになる夢を追っている。現実ではバグと格闘し、スポーツや旅先での風景撮影にハマりながら、心の中ではいつもスタンド能力の目覚めを待っている。

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"抽象的な理解ができない人"になってない?

"あの話とこの話は同じなんやで。" なんど怒られたことか。昔世話になった経営の家系に生まれた人がいる。しかし、怒鳴られ過ぎて私がストレスと嫌悪感を抱き、最終的に喧嘩別れしてしまった。しかし、今思うとその人には大切なことをたくさん教えてもらったと感じる。 そのうちの一つ、"抽象と具体の話"を紹介する。若干、長いがこれは死ぬほど役に立つので、是非読んでほしい。 幸い、これができているおかげで、歴代務めてきた会社でも現職でも、お客さん、会社、チームに貢献できていると心の底から感じる

    • 質にこだわるな、に違和感を覚えるひとへ

      きれいなコードを書くんじゃあないッ!正直に言おう。この記事は自戒のための記事である。 職人気質、またはそれによる結果が美化されるのではなく、("理論" と "実践" のそれぞれを明確に線引きしたうえで、) 実践(成果)が賞賛の的となりやすいアメリカに来てから強く感じる。"'どうやって動くかわからないが動くからよい' なんてけしからん、" "保守性や可読性の高いコードを書くことが全てだ" といった技量至上主義、理論至上主義的な思想が私の中にあるからこそ、戒めのために以下をまと

      • ソフトウェアエンジニアの私がiPadを買わないと決めた理由

        iPadが欲しい。 買わないと決めた今でもそう思っている。iPadが底知れなく魅力的に見えてしまう。そんな製品を作ったAppleには感服である。一台持っていれば、大きな画面で動画を楽しめるし、Apple Pencilがあればどこでもノートを取れる。洗練されたデザインや直感的な操作性もあり、多くの人が手にしたくなるのも無理はない。iPadの利用想定は、ノートテイキングと読書、Webブラウジング。iPadでコーディングをする気はない。 しかし、私の場合は少し事情が異なる。現在の

        • わからない、わかってくれないのは言語化ができないせい: 言語化のコツ教えるから来い

          もやもやする感情や他人の言動や業務上の問題を紐解く ハゲるほど頭を使い続けて (まだハゲてないけど) いつの間にか得意になっていた言語化するスキル。 "理解したつもりでいるけど、もやもやするけど、なんだろこれ。" "今のこの人の発言、うまく言えないけどなんか引っかかる。" “明確に言えないけど、この方針はダメな気がする” "よくわかんないけど、反対。何か嫌だ。" こういった感情を紐解く。これらを放置すると、ストレスが溜まる。それで済めばいいが、ビジネスにおいては悪

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          世間に出回ってる後回し対策、効かないんですけど?と感じてるあなたを救済したい

          やらなければいけないのはわかってる。でもやりたくない!めんどくさい!といって仕事の集中力が落ちたり、勉強を後回しにしたりして、結局やらずに罪悪感祭り。ただ、そのままじゃダメだという自覚はあるので、書籍を読み漁り、知人にアドバイスを乞い、秘技をかき集める。 まず1分で良いから始めろ、めんどくさいと思う前にすぐにやれ そのタスクの目的が何かを考えろ それを達成したらどんな良いことが待ってるか考えろ それを達成しなかったらどんな悪いことが起きるか考えろ 目標を誰かに公言し

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          落ち込んでいる人へのアドバイス "考えないようにしろ" は不親切すぎる

          つらい時に、"考えないようにしろ"と言われたことがある人も多いだろう。しかし、そのアドバイスはあまりに不親切である。考えないようにするなんて無理だからだ。逆にどうすればいいのか教えてくれ。心理学的にもこのアドバイスが効果的でないことが証明されている。"シロクマの実験"という言葉を聞いたことがあるかもしれない。この実験では、"シロクマを考えないようにしろ"と指示された人々が、逆にシロクマのことばかり考えてしまうという結果が得られた。つまり、何かを考えないようにしようとすると、そ

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          "目的意識を持て" の罠

          多くのビジネス書や自己啓発本で、"目的意識を持て"という言葉がよく見られる。この言葉は一見、前向きで重要な教えに感じられるかもしれないが、その背後には見逃しがちな罠が潜んでいる。それは、単に目標を掲げるだけでは真の目的意識を持つことにはならないという点である。多くの人は、目的がなにかを意識すれば、目的達成できると考えているのはないか。違う違う。 本当の意味で目的意識を持つというのは、単に"何を成し遂げたいか"を考えることにとどまらず、その目標に対して責任を持つことを意味する

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          分析思考、無敵論

          行動と同じくらい大事な "分析" 自己啓発やビジネス書では、行動力の重要性が強調されることが多いが、それと同等に重要なのが "分析" である。行動すること自体は重要だが、ただ闇雲に動くのではなく、行動の結果やプロセスを振り返り、次に活かすための分析を行うことが大切だ。これにより、行動の質が高まり、より効果的に目標へ向かうことができる。 行動の質を高める "分析" 行動を取るだけでなく、その行動がどれほど効果的だったのかを分析することで、次の行動が改善される。例えば、仕事

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          なぜ自己啓発本を読んでいるあなたが成功しないか

          なぜ自己啓発本を読んでいるのに成功しないのか 自己啓発本は、成功のためのヒントや心構えを教えてくれる便利なツールであるが、それを読んでも思うように成果を上げられない人が多い。その理由は何なのか。ここでは、単純に「実践が足りない」という事実には触れない。それは当たり前のことだからだ。代わりに、もっと深い理由に目を向けてみよう。 1. 自己啓発本の本質を理解していない 自己啓発本に書かれている内容を、そのまま自分に当てはめようとするのは失敗のもとである。著者の経験や環境は、

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