その声に従うの
いっぱい食べる君が好き
その歌声がとても好きで
いっぱい食べようと思った
確かに我慢をする方が太るって言うし、
私的にも変なストレスを溜めたくない。
だからいっぱい食べようと思った
今日もまた聞こえてくる
「いっぱい食べる君がすき~」
私の愛する歌声がそういうんだもの。
いっぱい食べなきゃダメ、よね。
私は目の前にあるハンバーグをナイフで切りフォークでさす。
そしてそのまま口内にイン!!
あぁ、肉汁が美味しい!
いっぱい食べる君が好き~
我慢しないでオカワリしなよ~
だから私はご飯もお代わりした。
素敵な歌声に載せられるがまま
たくさんたくさん、食べてやったの。
そしたらね
物の見事に太っちゃって。
でもいっぱい食べる君が好きなんて言われたら
断れないわよね。
だから私は悪くない、そう言い聞かせてまた食べる。
恋は盲目、いや、妄信レベルかしら。
でも私、後悔してないの。
いつかあなたに直接会って、
いっぱい食べる君が好きって
そう言ってもらうまで。
そして今日も私は目の前のステーキに手を伸ばす。
あぁ、大好き、愛してる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?