季節の移り変わり、何想う?<川のほとりに立つ者は & 黄金の村のゆず物語>
少しずつ紅葉が始まっています。
今週始めに福島県を訪れた時に、ススキ野原にトンボの大群を見ました。
都会では最近見かけることがなかったので、「あぁ、トンボ!」と思わず声を上げた私です。😄
さて、今回は秋から冬に移り変わるこの季節に2冊の本📗をご紹介します。
1冊目は、大好きな寺地はるなさんの本です!
川のほとりに立つ者は 著者:寺地はるなさん 双葉社
人間の奥深い心が感じられた作品です。
カフェ店長の清瀬がスタッフへの接し方、松木と同級生とのかかわりを読んで考えさせられました。私たちが当たり前のように行っていることをなかなかできないことに苦しんでいるひとたちを「障がいがあるから」と一括りにしていなかったかと。
そしてもう1人。生まれた境遇から誰かに依存しないと生きていけなかった女性が清瀬に放った言葉と、清瀬がその女性に「明日がよい日でありますように」と願う気持ち。
”深く包み込むような想い”にはっと心が洗われました!
2冊目は、「ももくり3年かき8年、ゆずの⼤ばか18年」と言われる“ゆず”のお話です。🍋
対象は学生向けではありますが、逞しく生き抜く力を教えてくれる本であります。
黄金の村のゆず物語 著者:麻井みよこさん ポプラ社
ゆずの栽培から販路を広げるまでの人々のこころを伝播する2人の男性。貧しさを放っておけないという白木さんと木頭を黄金の村にしたいという藤田さん人の熱意と意欲には計り知れないものがあり、周囲を次々と変えていきます。
「黄金の村」とは、まさに村人が一丸となった結晶の証でしょう。
ゆずの重みをひしひしと感じた1冊で、これから入浴時などにも大活躍するゆずを大事に使わせていただきます。
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書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~