📕14 あなたにとっての「チーズ」を見つけ、新たな人生を歩もう
スペンサー・ジョンソン著
チーズはどこへ消えた?
読了日
6/19
👤著者👤
スペンサー・ジョンソン
医学博士、心理学者。
心臓のペースメーカー開発にも携わる。さまざまな大学や研究機関の顧問を務め、シンクタンクに参加する一方、著作活動を続けけている。
翻訳:門田美鈴
📕内容📕
かつてクラスメートだった人たち数人が集まっていた。そこで、マイケルが面白い物語を話し始める。
その物語とはある迷路で起こった「チーズ」を探し求める2匹のネズミと2人の小人の出来事。
🍀言葉🍀
人生は、自由に何の邪魔ものもなく歩めるような、まっすぐ楽な廊下ではなく、通る者にとっては迷路で、自分で道を見つけねばならず、道に迷い、訳がわからなくなり、ときには袋小路につきあたることもある。
しかし、信念があれば、必ずや道は開ける。思っていたような道ではないかもしれないが、やがてはよかったとわかる道が。
どのような行動を取ろうと、私たちはみんなに共通していることがある。迷路の中で、自分の道を見つけ、時代の変化の中で、望みを成就せねばならないということだ。
人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない。
変化が起こるのを予想し、変化を求めるのだ。いつ変化が起きるか本能的に感じ取り、それに適応する準備をするのだ。
新しい方向に進めば、新しいチーズがみつかる。
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる。
従来通りの考え方をしていては新しいチーズは見つからない。
新しいチーズをみつけることができ、それを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える。
自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ。
💡1%のかけら💡
ネズミと小人にとっての「チーズ」は生きるため、食べるためにある。
その「チーズ」を私たちに当てはめると、仕事や恋人、お金、マイホーム、自由、健康、安定など人生で求めるものを象徴している。
私たちはコロナ前の日常が当たり前、永遠に続くものだと感じていたに違いない。
だが、こんな状況になった今、私たちは生き残るために新たな日常を作り出す必要がある。
時代は変化していく。
その流れに乗るために私たちは変化を恐れてはいけない。
変化を楽しみ、行動することが大切。
古い考えを捨て、新しい考えを取り入れることで自分の人生を前進していければいい。
今ある安定したものから、先が見えない未知の世界に足を踏み入れることには恐怖がある。
未知の世界に自分が求めている「チーズ」がなかったら、失敗したらどうしようと複雑に考えるほどネガティブな考えに陥ってしまう。
しかし、やってみなければそこに何があるのかはわからない。
失敗したっていいじゃないか。
失敗は存在しない。その方法が分かっただけで成功だ。
道は、進もうと思う人の前にだけ拓けるもの。
一生の間にまなび、習得し、成長していく。常に新しい息吹を吸い上げ、生かしていかなければ衰退し、消えていってしまう。
「変化を恐れない」ことで人生を楽しめるような生き方をしていきたい。