
📕42 自分の頭で考えて成長する
知的生産術
著者
出口治明
ライフネット生命創業者。
主な著者『部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書』『「働き方」の教科書』など。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
📕内容📕
これからは、「自分の頭」で考えられる人の時代。「人・本・旅」で学んで「数字・ファクト・ロジック」で考えれば、誰でも「短時間」で成果を出せる!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🍀言葉🍀
イノベーションは、「サボりたい」という気持ちから生まれる。
いかに効率よく仕事をして成果を出すか。その方法を自分の頭で考え出すことが、「知的生産性を高める」こと。
生産性を上げるとは、「同じ仕事をより短い時間でこなすこと」「同じ時間でたくさんの量をこなすこと」「同じ時間で仕事の質を高めること」であり、すなわち、人が「成長すること」。
知的とは、自分が成長するために社会常識や他人の意見を鵜呑みにせず、原点に遡って、「自分の頭で考えること」。
知的生産とは、「自分の頭で考えて成長すること」。
生活の基本を「メシ・風呂・寝る」から、「人・本・旅」に切り替える必要がある。
新しい情報や知識を自分の頭の中に取り込むためには、幅広く学ぶことが必要。「いろいろな知識を身につける×「自分の頭で考える」=「おいしい生活」社会一般の価値観や、常識や、成功体験や、前例を鵜呑みにしないで、全てを一度くらいは自分の頭で徹底的に考え抜くことが大切。
人間は、偶然の出会いを繰り返しながら、人生を構築していく生き物である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⭐️1%のかけら⭐️
知的生産性(自分の頭で考えて成長すること)を高めたいと考えている人に読んでほしい一冊。
長時間働けば生産性が上がる。
若いうちは、残業や徹夜をしたほうが、仕事を早く覚えられる。
はたしてそれは本当だろうか?
長時間働けば生産性が上がるというデータはない。
しかし、「長時間労働を続けると、生産性が落ちる」というデータは山のように存在する。
つまり、長時間労働を評価する人は、自らの成功体験に引きずられているだけである。そして、そういった人立ちが今の社会を取り仕切っているから、なかなか働き方が変わらない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
詩人・小説家の島崎藤村はこういっている。
「人の世には三智がある。学んで得る智。人と交わって得る智。自らの体験によって得る智がそれである」
と。
つまり、頭が良くなる3つの学び方として、たくさんの「人」と出会い、たくさん「本」を読み、たくさん「旅」をして経験を重ねること。
それにより、柔軟な思考を身につけることができ、「結果的に」豊かになる。
終身雇用や年功序列が崩壊しつつある日本社会。今の企業に求められるのは、与えられた仕事を黙々と働く人間、徹夜や長時間労働をこなす人間、従順で、素直で、協調性の高い人材ではない。
自分の頭で考えて成長できる人間。
すなわち、知的生産性が高い人材が求められている。