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文章の書きかたを考える

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#文章

自分が書いたか、AIが書いたか。

自分が書いたか、AIが書いたか。

【文章を自分で書くとは?】
僕の人生を変えた書店である天狼院書店の店主である三浦崇典さんが非常に興味深い試みをしています。その名も「AIライティング」です。(違ったらごめんなさい。)

AIに自分の文体を読み込ませた上で、書きたいことを提示すると、本人らしい文章ができあがる。

実際、彼の投稿を読むと、本人が書いたものだとしか思えません。しかも、いろんなテーマで彼が書いたらしい文章が作られています

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「がんばって書いてるのに読まれない!」という人は、これが足りない

「がんばって書いてるのに読まれない!」という人は、これが足りない

「一生懸命書いているのになかなか読まれない……」
「がんばっていいことを書いてるのになぜか伝わらない……」

そういう悩みを聞くことがよくあります。

たしかに拝見するとすごくよく書けているし、おもしろいことや役立つことが書いてあります。でも読まれない。

そんなとき、たいてい共通しているのが「誰が書いているのか」がよくわからないということです。

今日は「何を書くか」よりも「誰が書くか」をまず明

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お金になる文章とはなにか?

お金になる文章とはなにか?

今日は「お金になる文章とは何か?」についてお話ししたいと思います。

世の中にはいろんな文章がありますが、お金を払ってもらえる文章とそうではない文章があります。

いちばんわかりやすいのは「本」ですよね。

本というのは紙に文字が書いてあるだけなのですが、みんな1300円なり1500円なりを払ってくれます。

なぜ、この世には「お金を払ってくれる文章」と「払ってもらえない文章」があるのか? そこを

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あなたが自分の文章をまとめられないシンプルな理由

あなたが自分の文章をまとめられないシンプルな理由

ひとりで文章を書いて仕上げていくのは、つらいことです。

これはあなたが悪いのではありません。そういうものです。

なぜ、つらいのでしょうか?

それは無意識に「インプットとアウトプットを同時にやっているから」だとぼくは考えます。

どういうことでしょうか?

チャーハンをつくっているあいだに材料が足されていくぼくはいまこうして文章をまとめていますが、同時に「何を書こうかな?」「なにかいい例えや事

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その文章に「サビ」はあるか

その文章に「サビ」はあるか

 おもしろい文章には「サビ」がある、と思った。

 曲で印象的な部分を「サビ」という。おなじように、文章にもちゃんと印象的な「サビ」があるか? 「これが言いたいんだ!」というメッセージがあるか? そこを意識するといいのではないか。

 そして、その「サビ」に向かって「イントロ」や「Aメロ」「Bメロ」を配置していくのである。

 こんな文章があったとする。

 今日は台風が近づいているからか、低気圧

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読みやすい文章は「デザイン」が優れている

読みやすい文章は「デザイン」が優れている

 村上春樹さんや林真理子さん、糸井重里さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さん。彼ら彼女らの文章は、スルスルと読める。とっても読みやすい。

 その「読みやすさ」の正体ってなんだろう? と考えてみる。

 読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。

 漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)

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おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

「おもしろい文章は、内容がおもしろい」という残酷な事実がある。

 もちろん、表現や言い回し、空気感などでおもしろさを伝えられる人もいる。しかしそれができるのは、作家など一部のプロフェッショナルだけ。下手にマネすると「さむいエッセイスト」みたいになる。

 プロの書き手ではないぼくたちが「おもしろい」と思われる文章を書くためには「内容で勝負する」必要がありそうだ。

 ただ、おもしろいと思われるよ

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自分の文章を読んでもらうことの大変さをぼくたちはまだ知らない。

自分の文章を読んでもらうことの大変さをぼくたちはまだ知らない。

今現在の note には、文章を書くことが好きな人が多く集まっている気がします。#ちゅうハヤサロン にいるメンバーの記事を見に行くと、

自分の言葉で自分の想いを発信したいんだなあ

と思わされますね。で、そういった方の中には、文章のお手本としている方やその方の本があるのではないでしょうか。

ぼくが文章の書き方を参考にしているのが、ブックライターとして活躍されている上阪徹さんです。上阪さんの『書

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