60歳以降は、ランチ代稼ぎのために働く
私は、今年度末の3月31日で、60歳の定年なんですが、人事制度が翌日の4月1日付で改訂されるため、瞬間タッチで、定年が65歳まで延長されます。
そのため、何か逆の申し出(つまり、退職することの申し出)をしない限りは、雇用が延長される見通しです。
幸い、先の60歳定年を迎えるにあたり、該当者全員に対して行われた産業医との面談についても、医者が首をひねるほど、血液検査の数値が良いので、健康面では、大きな問題はありません。
サラリーマンをやっている方ならば、大体おわかりかと思うのですが、このところ、就業環境の変化(例:産業構造の変化や、厳しい人員不足)などのあおりもあり、この年になっても、仕事はますます忙しくなってきており、さすがにこのままでは厳しいなと感じることも多いのです。
私は、CFP(ファイナンシャルプランナー)ですから、一応、60歳以降の収支計算も、何度も何度も、電卓を叩いてやってみたのですが、かなり具体的な対策(リタイアメントプランニングのこと)をしているにもかかわらず、仮に退職してしまうと、結構収支が厳しいと出てしまうのです。
定年時に備えて、いわゆる「定年本」もいろいろと読んでみましたが、規則正しい生活を送ることによる健康面や、例え少なくなったとしても、収入面でも、60歳以降は、働いた方がいい…、と出てしまうのです。
※何だかかなり悲ピーです…(泣)。
私は、全くのサボリ人間ではありませんので、60歳以降、求められれば、かなり頑張っちゃうんじゃないかなぁと、要らぬ心配をしていますが、まぁ、そこは常識的に考えても、これまでと同じように、労働基準法上、ギリギリの法定外労働時間月45時間まで、厳しく働けとは言わないだろうと思われます(思いたいです(T_T)。)。
私は、かなり現実的な人間ですから、こうなると、あまり天にツバを吐くようなことはせず、現実的な範囲で、上手にやっていこうと考える(悟る?)ようになりました。
幸い、住宅ローンなどの月々の出費は、自分の計画通り事が運べば、退職一時金で一括返済が可能と思われますし(これからの約半年間も一定の投資ペースは必要です。)、そこで浮いた月々の支出額と、そして、受給が開始する個人年金・企業年金により、60歳以降の大幅な給与減少にも、一定耐えられるのではないかと想定されます。
私は、何だかんだで、それなりにリタイアメントプランニングを組んできているのでしょう。
それは、「何だか突然、定年になっちゃったな。」という人より、だいぶマシなんだろうなと感じますよ。
※さまざまな「定年本」を読むと、そんな計画性がゼロの人がいるみたいで、結構びっくりします。私は、何だかんだで、計画的な方なんです。
周りでは、60歳以降、給与が劇的に減少することを嘆く人もいるのですが、考えてもみれば、定年し、そこで嘱託として雇用延長となるよりは、正社員そのものなんですから、給与面では少しは改善していくわけです。
ものの見方を変えれば、いくらなんでも、同様の厳しい働き方は期待されないであろうから、少しペースを緩めて(も許してもらい)、60歳以降の給与は、ちょっとした外食でのグルメのランチ代にあてるくらいの感覚で、働いたらいいんじゃないかなと感じています。
考えてもみたら、長いサラリーマン生活もいろいろでしたから、クビがつながっているだけでも、かなり奇跡的なことなんですね。
幸い、健康面・体力面では、それなりに大丈夫ですから、ちょっとした美味しいものを食べるくらいの胃腸の丈夫さはあるんです。
※今でも、焼肉で、「カルビ、カルビ、ハラミ…」がいけるクチです(www)。
60歳以降は、ちょっとグルメのランチ代を稼ぐくらいの感覚で働いてやろうぜっと(^^)。