若い人との食事会-嫌がられていないよ
先日、大学の同級生だった同年代の人と、夕食を共にすることがあったのですが、その人は、穏やかで、かつ、慎重な人であり、軽い雑談にも誠実に答えてくれる得難い友人です。
お互いに年齢を重ねてきましたが、彼の職場では、もう飲み会とか、食事会とか、設定することも禁じられており、私が、若い人を入れて、しばしば食事会をしていると言うと、あり得ない、信じられない、本当は嫌がられているのではないか、という反応でした。
私は、「自分は、“大歓迎”を受けていると思っているよ。」と答えると、これまた、時代に逆行しているねという、反応でした。
私は、先輩風を吹かせるでもなく、説教を垂れるわけでもなく、いろいろと質問をして、ただただ、若い人の話を、機嫌良く聞いているだけだからかもしれませんね。
私は、大体において、機嫌がいいのです。ですので、お誘いのメールでも、例えば、こんな感じです。
「○○さん。いつもありがとうございます。
○○さんの部署の△△さんが、この前、仕事で大変な目に遭っているのを見て、“周りは助けてやらないのか”と思い、ついては、○○さんから、△△さんに声をかけて、ランチ会の日程を設定していただけませんか。
日程としては、“××日、…”で都合の悪い日を教えてください。
で、申し訳ありませんが、食事会の持続可能性(いわゆるSDGsってヤツです(www)。)の観点から、傾斜配分とし、一人1,000円だけ申し受けます。
“すみま千円(漫画のおぼっちゃまくん風に)”」
○○さんは、若いだけに、九州出身だったにもかかわらず、九州弁を操るおぼっちゃまくんを知らなかったようですが、後で、その(少しふざけた)画像を送ると、「笑」のアイコンが返って来ました。
私自身は、全くに近いくらいお酒を飲まないので、飲み会のような食事会の設定はほとんどしないのですが、飲みのないランチ会や夕食会は、頻繁に設定します。
今の若い人は、お酒を飲まない人も多く、私が飲まない中、お酒をガンガン行くという人もあまりおらず、その分、料理でいいものが食べられるという具合いです。
私が、傾斜配分なり、1,000円なりの少額を出してもらうなりの対応を求めているのには、ちょっとした理由があります。
これは、「オジサンは意外にお金を持っていない」という、当方の厳粛たる事実もあるのですが、それ以上に、若い人もキチンと稼いでいる中、一方的に、ご馳走してばかりいると、逆に相手は負担(気が重くなること)を感じ、有り難がられないものだという心理的傾向に気付いているからです。
そんなこんなで、食事会がその分、何回も開催できるようにとの狙いもあって、少額の負担をお願いしているのです。
「オジサンなんだから、おごれよ」という世間全般の意見もわかりますが、稼ぎのある若い人の尊厳を保っていると言えばよろしいのでしょうかね(^^)。
※これは、結構、人間の心理を突いている考察だと思いますが…。
若い人は、何だかんだ言って、年配社員より、稼ぎは少ないのですね。それでも、業務内容が年を追うごとに複雑化・高度化しており、若い人は特にですが、「自分の仕事内容がよくわからない」という隠されているけれども、そういう本音もある中、みんな頑張っているなぁ~と心から思うのですね。
ですので、私は、一定の少額負担はいただくものの、若い人の精神面の負担を、少しでも、軽くぬぐってあげたいと、結構、マジメに思っているのです。
食事会では、明るい話題しかしません。バカ話中心ですが、でも、そんな話でも、若い人は、気がかなりラクになるようですよ。ということで、私の食事会の設定は、マジで嫌がられていないと信じていますけどねぇ~♪