
清水寺から送り火を見る夜散歩(24.8.16)
京都で8月16日といえば、それはもう五山の送り火です。
大文字焼って言ったら京都の人に怒られるっていうやつですね。
それはそうと、「大文字焼」という名称としては、お菓子の名前としては過去ありまして、「大文字焼?そんなもんおまへん」より、「大文字焼?ああ、あのお菓子の事どすか?」というのが上級のいけずだったとかそうでなかったとか。
ただ、そんないけずも売っていた銀閣寺キャンデー店が数年前に閉店してしまったので、商品自体無くなり言えなくなりましたね。
ちなみにその大文字焼、正体はなんの事は無い大判焼、今川焼、回転焼・・・所謂ベイクドモチョチョというやつでしたが。
冒頭から余談が長くなりましたが、五山の送り火。
私はこんなnote書いている割にいわゆる洛外の人間なので、送り火は毎年テレビで見るかまったく見ないかのどちらか。
実際に見たのは幼少期に左京区にある母方の実家に行った帰りの車窓からチラっと見たかな?という記憶がおぼろげにあるのみ。
なのですが、今年は折角こんなnoteを書いているんだしという事で、ちょっくら見に行ってみることに。
とはいえ市内中心部の見物客が多い所に見に行くのは性に合わないので、今回は清水寺から遠巻きに眺めてみる事にしてみました。
そんな感じで、8月16日・金曜日、午後19時5分。
前回の散歩と同じ、東山五条の交差点からスタート

陽が落ちるのも少しづつ早くなってきましたね

清水ビーム・・・もとい慈悲の光が見えてきました




もうこれで送り火を見た事にはなりませんかね?
なりませんね





真正面の山にうっすら見えるオレンジの灯りが、送り火・鳥居形で点灯準備をしている
作業中の灯りだと思われます

#捨てちゃう組合 に賛同して、ピントを捨ててみた写真
こういう写真もこの先また撮っていきたいと思う次第
それでは、拝観料を払って清水寺参拝へ。
この時期、千日詣りという事で普段立ち入る事のできない内々陣に特別拝観をする事ができます(※撮影禁止なので写真はありません)。
普段見る事のできない本尊の十一面千手観音立像の前立仏は勿論の事、
その両脇に従う二十八部衆の仏像もありがたいお姿でした

内々陣の参拝を終え、清水の舞台から送り火の点灯時刻までしばし夜景観賞


夏の夜間拝観はそれに比べればゆったり過ごせます
そろそろ送り火の点灯時刻になるので、舞台をあとに奥の院の方へ。
奥の院の前は送り火が灯るのを待つ多数の人が並んでいたので、
私は更にその奥へ

三脚は使用禁止ですので望遠レンズが使えず、70mmの手持ちでこれが限界
鳥居形を眺め、境内を引き返して外に向かいます

有料拝観エリアの外に出て、先ほどの西門のあたりで見物客の隙間から
鳥居形、続けて場所を少し移動して左大文字と舟形も見る事ができました




写真はともかく、肉眼では遠いとはいえしっかり送り火を見る事ができて満足。
清水寺をあとに、もう少し歩く事にします




毎年のように春は枝垂れ桜を撮りにきていましたが、
来年あの桜を見る事は無いのだと思うと何ともいえない気持ちになります



二年坂を下がり、高台寺駐車場へ向かう展望スポットへ


高台寺の駐車場を通って、高台寺の参道階段からねねの道に降りることにします

中から「ヒュー・・・ドロドロドロ・・・」とお化け屋敷のようなBGMが



ねねの道に降りてきて、なんとなく久しぶりに石塀小路の中を通る事に


石塀小路を抜け、目の前の下河原通を南へ、八坂の塔方面へ向かいます






八坂の塔の下からアラビカの角を南に曲がり、松原通を経由して東大路へ

関東方面に向かった台風の影響か、日が落ちてからは比較的暑さもマシな夜でした
約4.5km 5828歩
