自分で自分の身体と心を壊さないためにできること

過去にあった嫌なことや
過去に出会った嫌な人のことを

思い出してしまうことは
誰にでもあると思います。

その際
「あの時は大変だったなぁ〜」

くらいであれば
良いのですが、

その当時の感情もありありと思いだして、
その当時と同じくらいの
怒りや不安や思い出し、

そのたびに暗く、深刻になってしまう
というパターンに入っている方も少なくありません。

出来事じたいは
数年前、もしくは数十年以上も前のことで

すでに今の生活には
なんの影響もないことであったり、
もう会わなくても良い人であるにも関わらず、

何度も思い出しては
当時と同じくらいの
怒りや不安の感情を抱いていては、

当然、
私たちの身体と心はバランスを崩してしまいます。

実際に
過去の怒りや不安、
「許せない」という感情が手放せず、
身体や心の不調が出ている人も多くいます。

そのような
怒りや強い恐怖の感情は
私たちの脳の偏桃体の部分が過剰に活性化させて

その後、その情報は副腎に送られて
ストレスホルモンといわれる「コルチゾール」を
分泌させます。

コルチゾールの分泌過多は、
ストレスから心身を守ろうとして起きるため、
一時的な量の増加には問題はありませんが、

長期的なコルチゾールの分泌過多は、
脳の海馬を委縮させてしまい、

鬱っぽくなったり、
全てのことをネガティブに見るようになってきます。

そうして、負のループに
入ってきます。

つまりは、
実際に目の前で起きていることに対しての
ストレスではなく、

過去に起きたこと、
その時感じていた感情を
自分で何度も思い出しては、

大きなストレスを感じて
自らコルチゾールを過剰に分泌してしまっているのは、

自分の身体と心を
自分でわざわざ崩しているということになります。

とはいえ、
頭では分かっていても
なかなかそういった感情は手放せないのが
私たちであって、
それが私たちの生きる「苦しみ」でもあります。

そこから離れるためには、
瞑想をして、
自分の感情の客観視をすることも良いですが、

実際、心が落ち着かず、
静かに坐ることが難しい時もあります。

そのように思考が止まらない時には、
身体から入ることがオススメになります。

バランス運動とリズム運動は
どちらも思考を止めてくれます。

ヨガも良いです。

太陽礼拝を繰り返し行うことは
バランス運動、リズム運動、
どちらにも効果がありますし、

もっと身体を動かしたい方は
ボクササイズやキックボクシングなども
バランス運動、リズム運動を兼ねています。

また自然の中に入ることも良いですから、
トレッキングなども良いですね。

​思考や感情のコントロール、
また何度も湧き上がってくる感情のコントロールは

頭の中だけで決着をつけようと思っても
なかなかできることではないと思います。

そんな時は身体を使ってみてください。

ヨーガは「結ぶ」を意味する言葉、
身体と心を結ぶ、
心は身体を使うことでコントロールできます、

身体を使って、
上手に心、感情、思考をコントロールしてみてください。

私もまだまだできないことも多いですが、
心がざわついたら、
太陽礼拝を無心で10回ほど行うようにしています、

そうすると
大抵のことは、それで解決します（笑）

それでもまた
翌日には、ざわざわしたりするのですが、
何度も繰り返すうちに、
ざわつきが収まってくるのが分かります。

ヨガではなくてもちろん良いです、

バランス運動、リズム運動ができるもの
何か見つけてみませんか。

それは必ず、自分自身を助けてくれます♪

ではでは、明日もどうぞ素敵な１日を

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