「ちょっとした自分」をやめた時に出てくるのが 「本来の自分」
本来の自分、
ニュートラルな状態、
自分の中心で生きている人は
増えてはいるものの、
実際にはそんなに多くないのだと思います。
本来の自分で
生きるというのは、
「これが『本来の私』ですから!」
と言って、
それを生きることではなく、
自分の弱さやダメさととことん向き合って、
私って
こんなにもどうしようもない人間だったんだということ、
私って
こんなにも救いようがない人間なんだということを
思い知って、
「はい、もういいです、分かりました」と
降参した時、
「自分」を手放した時、
に出てくるのが「本来の自分」。
でも、ほとんどの人は
本来の自分を、自分でカモフラージュしながら
「ちょっとした人」を演じて
生き続けているのが現実だと思います。
ちょっとした人間でないと
認められない、必要とされない、愛されない、と
教育されてきていますから、
私たちが
「ちょっとした人」を無意識に演じてしまうことは
仕方のないことだと思います。
とはいえ、
それをしているから、苦しくなります。
自然な状態、
ニュートラルな状態ではないから、
本来の自分でないから、
苦しくなります。
でも現実問題、
今の日常生活の中では
「本来の自分」だけで生きていることは難しかったりします。
山奥で、ひとりで暮らせば、
それも可能もしれませんが、
私たちの今、住む世界では
周りと円滑に調和的にコミュニケーションを取るために
ある程度の
「本音と建前」が必要だったりしますから、
常に「本来の自分」で生きることは
難しくなります。
だからこそ、
「本来の自分」に戻る時間を
1日に1回でも2回でも取ることで、
私たちは生き苦しさや、
生きづらさが格段に減ってきます。
外の世界で、
いろいろなことを円滑に進めるために
本来の自分ではない自分、
ちょっとした人、
を演じる私たちですが、
それを絶え間なく続けていたら、
どれが「本来の自分」なのか、
どこに自分の中心があるのかが
まったく分からなくなってきます。
本来の自分と繋がっていない時間が
長くなれば長くなるほど、
私たちは自分が分からなくなり、
寂しくなったり、
虚しくなったり、
孤独感におそわれたり、
本来の自分と
まったく繋がらることができなくなれば、
それは鬱や精神不安などになってでてきます。
だから、本来の自分に戻る時間を
必ずつくってください。
1日2回、朝と夕方、15分づつから。
もちろん無理なくできるところから。
あっ、これは「本来の自分」から遠ざかっているなと
少しでも感じたなら、
それはサインです。
静かに坐って、
自分の内側を観る時間をどうぞ取ってみてください。
そわそわして坐れない時には、
ゆっくり呼吸をしながら、ヨガのポーズをして
身体に意識を向けていく。
情報も多く、
不安や恐怖の多い今だからこそ、
自分の中心がブレ、
本来の自分はどんどん見えなくなってきます。
本来の自分と繋がる時間、
自分をニュートラルに戻す時間を
つくってみませんか。
今日もどうぞ素敵な1日を♪
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