「目が覚めている時間」を少しづつ増やす
「身体を調える」/「心を調える」/「魂を調える」
この3つのテーマで書いています。
今日は「心を調える」から
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私たちの人生は、
今、この瞬間しか起きていません。
当たり前ですが、
「ある」のは今この瞬間だけです。
1秒前の過去も、1時間後の未来も、
全て頭の中で創り出した「思考の世界」であって、
「今」には存在していません。
それでも、私たちは、
ずっと自分の」「思考の世界」の中で生きているので、
苦しみがわいてきます。
目覚める(=目が覚める)というのは
この自我が創り出している、この思考の世界から出る、
ということ。
映画のストーリーにどっぷり入り込んでいるところから、
観客席に戻ること。
これが目覚める、です。
「思考」から目覚めること。
今、ここに「ある」ことを
先入観やジャッジなく、
あるがままに、ただある、をみていくこと。
これが、
目が覚めている状態。
自分の思考の中でやっている先入観や、
ジャッジを目の前に投影しないこと。
心(思考)がない状態、
これが、仏教でいう無心でいる、ということ。
無心でいる、というのは、
先入観やジャッジや怖れやいろいろな感情思いを
目の前のものに投影せずに、
あるものはある、とあるがままに観ることです。
これが目覚める。
でも、私たちは
考える、という力があるだけに、
自分の中でいろいろな世界を描くことができるだけに、
今、ここを見失っていきます。
自分の思考やイメージの世界にどっぷり入ってしまうがために、
そっちがまるで現実かのように思ってしまい、
現実でないことを
現実と思い込んで生きているのですから、
ある意味すごい才能です(笑)
この創造の世界が現実だと思って楽しむことも
できますが、
それと同時に
思考の創り出した世界が「現実だ」と思っているから
私たちは苦しみや悩みもわいてきます。
いわゆる苦悩です。
こう考えてみたら、
自我、思考の世界で生きたら、
必ず苦悩の方にいくのがわかります。
だからお釈迦様はじめ、
あらゆる聖者や覚者といわれる人たちが
その苦しみを解こうとしました。
「苦しみや悩みは、思考の中にあって、
自分が創り出したものであって、
実在、現実ではないんですよ」
と教えてくれています。
だから、
「現実、「実在の世界」に戻って来なさい、
すべて「今」にありますよ、
目覚めなさい」
ということを
ずっと伝えてきてくれているのですが、
でも、私たちはなかなか
目を覚まさず(笑)
さらには
この自分の創り出した「思考の世界」では、
私たちは、
自分に対して自分は十分な人間ではない、と思うように
できています。
ですから
思考の中で、私たちはいつも、
ああなりたい、こうなりたい、とか
理想の自分を描きます。
そして、
そこから観て、
やっぱり自分は足りてないな、
あの人はできているのにな、、、
と、また悩みを勝手に作り出しては
そこにどっぷり浸かります(笑)
ですからその悩みは、
自分がその理想の人物になったら解消されるわけではなく、
解消するには
ただただ、目を覚ますことしかありません。
それは自分の思考が創り出した
ただの思考の産物であって、
自分は不足している、
と苦しむくらいなら、
その思考の世界から目覚めて、出る必要があります。
シンプルに「今にいる」に戻ること。
あるがままの自分でいる、ということ。
あるものがあって、ないものはないのです。
自分がダメだ、足りない、できていない、と思っているのは
思考の中で、
何かしらの理想を描いているから。
その理想に比べて今、足りてない、って思っているだけです。
誰かと比較したり、
理想の何かを追いかけて、
楽しいのであれば良いですが、
それで苦しいのであれば、
立ち止まって、今に戻って、
今のあるがままにOKを出すことです。
たとえ、
過去に失敗したことがあったり、
後悔とか、罪悪感とか、
自分を否定したくなることがあったとしても、
それは全部、過去のものであり、
思考が創り出したことであって、
現実、実在、リアルではありません。
いろいろな経験をもとに、
それがリアルで現実だと
勘違いし続けているだけです。
そもそも、私たちは
オールOKです。
どんな自分も赦されていて、愛されていて、
全部OKなのですから、
そこに戻ること。
私たちが欲しいのは、
苦しみではなく、
どんな自分もOKである、
どんな自分でも愛されているという
赦しと愛の境地です。
目覚めるというのは、
こうしてあまりにもシンプルだからこそ、
ついはまってしまうものです(笑)
つい、努力でどうにか、目覚めなきゃ!!
となってしまいがちですが、
努力は、
今ではないところにいこうとするから、
その分だけ「今ここ」からは離れてしまいます。
努力はむしろ邪魔になってしまって、
どこまで、リラックスできるか、
どこまで降参できるか、
どこまで開けるか、です。
これも練習。
目覚める練習、
気づく練習。
目覚める、
でも、また思考の世界にどっぷり、
で、しばらくして目覚める。
こうして
目覚めている時間を増やして、
はまっている時間を極力短くしていく、
この繰り返しです。
目が覚めている時間、
増やしていきましょう♪
明日も素敵な1日を!
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