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弱さを知るおじさん
2023年9月30日 08:53
辻村深月さんの「琥珀の夏」を読んだ。登場人物の過去から未来へ渡る感情表現と、ミステリーのバランスが絶妙で最後まで楽しく読んだ。思ったことは、物事は一つの視点から見るべきではないということ。物語に出てくるカルト的集団を、人は容易に「悪」だと決めつける。そこで想像力を働かせてみる。この人たちにも何か事情があるのではないか?一歩間違えれば、私だってそっち側の人間だったのではないか?そ
2023年4月8日 17:12
宮内悠介さんの「偶然の聖地」を読んだ。「偶然」と「必然」について、深く考える。人生で起こることは、全て偶然だ。きっとそこに決定的な原因なんてなく、ただ物事が起こっていく。ただ、私はそれさえ必然であると思えて仕方がない。偶然が起こることって、実は神様が決めてしまっている、必然なんじゃないかって、そう思える。つまらない考え方だろうか?人生なんて決まっている。そんなつまらない生き