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偶然って、必然じゃん? 〜「偶然の聖地」を読みました〜
宮内悠介さんの「偶然の聖地」を読んだ。
「偶然」と「必然」について、深く考える。
人生で起こることは、全て偶然だ。
きっとそこに決定的な原因なんてなく、ただ物事が起こっていく。
ただ、私はそれさえ必然であると思えて仕方がない。
偶然が起こることって、実は神様が決めてしまっている、必然なんじゃないかって、そう思える。
つまらない考え方だろうか?
人生なんて決まっている。
そんなつまらない生き方、可哀想?
きっとこれは、個々の好みだ。
私は人生なんて必然で、「人生なんて決まってるんだ」と思っている方が、軽やかに生きられる。
小説だってそうだろう。
結末は作者が書いた時点で決まっている。
だけどその結末を知り得ないから、読書の過程をワクワクしながら楽しんでいける。
必然という安心感の中で、日々の偶然をエンタメのように楽しんでいけたらいい。
辛い偶然も人生には現れる。
まぁ、しゃーないよね!
必然だし。
どうせなるようになるから大丈夫っしょ!
必然だし。
全ては必然です。
起こりゆく物事の全てに感謝しながら、今日を大切に生きていきましょう。
なんて、スピリチュアルなことを言うつもりはない。
これは人生を楽にするための「悪知恵」かもしれない。
私は、偶然を必然だと思って生きる。
それが私なりの人生の楽しみ方だ。
この小説を手に取ったのは、他ならぬ「偶然」だ。
だけど、こうして本を読み、人生について深く考える今日が訪れることだって、あらかじめ神様が設定した「必然」だと私は思う。
人生って、おもろいね。