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バロック・フルート レッスン記

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バロック・フルート(フラウト・トラヴェルソ)のレッスンを通じて学んだこと、気づいたことなどなど。
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記事一覧

バロックフルート 装飾を考える

バロック音楽では、アダージョなどのゆっくりとしたテンポの楽章は音譜のままを弾くのではなく…

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3週間前
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フルート発表会を終えて やる気スイッチ

毎年恒例のフルートの発表会が無事終了しました。 今年は30名参加で、ソロ演奏とグループ演奏…

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2か月前
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フルートの発表会の準備

毎年恒例のフルートの発表会が近づいてきました。 発表会のドレスコードは男性はジャケット着…

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3か月前
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新しいバロック・フルートがやってきた2

『楽器製作者ルドルフ・トゥッツ』の映像を紹介したのは2024年5月5日のことでした。 その時…

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3か月前
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コンサートへ行った翌日の練習方法

コンサートに行った翌日にフルートの練習をすると、 なぜだかむちゃくちゃ上手くなっています…

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4か月前
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【Online講座】の紹介  クヴァンツのフルート奏法を読む

1752年に出版されたJ.J.クヴァンツ※の「フルート奏法」という約370ページに及ぶ大著がありま…

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4か月前
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まずは踊ろう!サラバンド

バロック音楽といえば舞曲。 本日はバロック・フルートのレッスンにて、舞曲サラバンドを学びました。 さて、サラバンドって、どんな舞曲?サラバンドは3拍子のかなりゆっくりした重々しいリズムの舞曲です。 宮廷では好んで踊られたダンスの一種で、アルマンド、クーラント、ジグとともに人気を博していたそうです。 情緒的で優美あるいは荘重な曲調で、17世紀からリュートやクラヴサンのための曲が多く作られ、組曲に欠かせない舞曲でした。 ゆっくりだから簡単だろうと思っていたのですが、ゆっくり過ぎ

フルート1本で出世したミッシェル・ブラヴェ

昨年2023年のフルートの発表会はバロック・フルートを始めてまだ半年ちょっとでした。先生から…

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6か月前
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楽器製作者ルドルフ・トゥッツ氏の素敵な映像

だいぶ前のことですが、バロック音楽の演奏会に行った時、とても雰囲気のある楽器を使われてい…

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6か月前
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フランス盛期のフルート奏者 オトテール

桜も散り始めた土曜の夕方、フルート教室のおさらい会がありました。おさらい会とは、日頃のレ…

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7か月前
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新しいバロック・フルートがやってきた

2023年1月にモダン・フルートからバロック・フルート(フラウト・トラヴェルソ)にレッスンを…

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8か月前
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春の詩 ーウイリアム・ブレイクー

「フルート」が出てくる詩です。 春が近づいたらこの詩を読み上げたくなります。 そして、今す…

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8か月前
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女性作曲家 アンナ・アマリア

遅ればせながら3月8日の国際女性デーにちなんで女性作曲家のお話をします。 クラシック音楽…

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8か月前
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バロック・フルート(フラウト・トラヴェルソ)を始めたきっかけ

フラウト・トラヴェルソ(伊:Flauto traverso)とは今日のフルート(モダン・フルート)の前身となった横笛です。略して「トラヴェルソ」と呼んでいます。 バロック期以前には西洋音楽においてリコーダー(縦笛)が主流だったことから、「traverso(横向きの)」という修飾語を付けてフラウト・トラヴェルソと呼ばれていました。 バロック期に作られたものは「バロック・フルート」と呼び、トーンホールが7つあります。 右手の小指は穴に届かないので、キーが付けられていて穴の開閉が