【Online講座】の紹介 クヴァンツのフルート奏法を読む
1752年に出版されたJ.J.クヴァンツ※の「フルート奏法」という約370ページに及ぶ大著があります。日本語訳もAmazonでも販売されています。私も興味があり、先生の教室で実際に本を見せてもらったのですが、あまりの分厚さに、途中で読まなくなりそうだと思い、まだ買っていません😅
※ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(Johann Joachim Quantz, 1697-1773)は、ドイツのハノーファーの近くのオーバーシェーデンで生まれ、ポツダムで没した18世紀のヨーロッパを代表する名フルート演奏家で作曲家。フリードリヒ大王のフルート教師として有名です。300曲を超えるフルート協奏曲、約200曲のフルートを含む室内楽曲や無伴奏曲を作曲し、今日でも演奏されています。1752年55歳の時に「フルート奏法」を著述。当時の音楽スタイル、演奏法などを知る恰好の教本として今でも読まれています。
そんなバロック時代のフルート奏法について、勉強してみたい方に朗報です!
バロック・フルート奏者である前田りり子先生による、実演を交えながらのオンライン講座が7月27日(土)よりスタートします。
前田りり子先生といえば、「バッハ・コレギウム・ジャパン」のバロック・フルート奏者で受難曲などの演奏も素晴らしいです。また、ミューザ川崎での「《音楽の捧げもの》コンサート」のための事前講座でバロック・フルートの解説をしていただいた時もとてもわかりやすかったので、クヴァンツも楽しく勉強できそうです。
バロック音楽やフルートにご興味のある方はぜひ、下記のサイトをご覧ください。
↓webサイトより抜粋
例えば第1回はフルートを吹く人以外には関係ないと思われるかもしれませんが、異名異音という当時独特の音程の取り方など、ほかの楽器を演奏する人にもかかわる重要なことが書かれています。興味のある回だけを視聴することも可能ですが、1月30日までアーカイブ配信がありますので、後から全講座を聴くことも可能です。ライブ配信後には質疑応答の時間もありますので、分からなかったことの理解を深めることもできます。バロック音楽に興味があるプロ、アマ、聴衆、すべての方の手助けになる講座です!