横山大観記念館×ミュゼさぽ イベント活動レポート
10月19日~10月22日に開催された『上野恩寵公園開園記念150周年総合文化祭』にて、我々ミュゼさぽは10月21・22日の2日間、横山大観記念館とコラボして、リアル謎解きゲーム『大観のさんぽ道』と題したイベントを開催させていただきました!
今回の記事ではイベントでの活動内容、参加した感想などをお伝えしていきたいと思います。
横山大観記念館
本題に入る前に今回コラボさせていただいた横山大観記念館とはそもそもどういった施設なのか確認しましょう。
かつて大観の暮らした邸宅を記念館に転用したのが横山大観記念館というわけです。記念館内部では大観の作品はもちろんのこと、使用していた画材など他では見られない大観所縁のものが展示されています。大観邸自体も「横山大観旧宅および庭園」として国指定の史跡及び名勝に指定されていますから、展示されている作品だけでなく建物自体の風情を味わうのも楽しみ方の一つです。
経緯と目的
そんな魅力あふれる横山大観記念館ですが、ある悩みを抱えていました。それは、不忍池の西側という絶妙に足を運びづらい場所にあるためか、来場者数が伸びなかったり認知度があまりなかったりすること。そこで、我々の活動について知ってくださった横山大観記念館の方から我々ミュゼさぽに「10月にイベントを開催しないか」と声をかけてくださったのです!なんとありがたいことか!
そこから何度も話し合いを重ねた結果、「多くの方に横山大観記念館の存在と場所を知ってもらい、足を運んでいただくこと」を目的に「リアル謎解きゲーム」と、大学生目線で横山大観記念館を紹介する動画を流すという企画を行うことになったのです。
イベントの振り返り
では当日のイベントでの様子を振り返りたいと思います。
一日目
まず初日ですが、イベント初参加と不慣れだったこともあって開始時刻の9時を過ぎてすぐに問題点がぽろぽろ出てくる慌ただしいスタートを切りました。
そんな中両脇に集中する客足。なんと両隣が国立科学博物館さんと東京国立博物館さんというトンデモスペースだったのです。事前に知ってはいましたし、こうなることも予想はしていましたが、トラブル含め実際にこういった状況に直面すると想像以上に焦りました。
そんなときにブースにサポート役として居て下さった横山大観記念館の横山さんの「焦らないでやれることからやっていこう」という言葉で落ち着きを取り戻し、各人が問題を一つずつ改善していき、昼頃にようやくブースを安定させることができました!
パンフレットと謎解きのプレイシートもそれなりに配ることができ、700部のうちおよそ200部を配ったあたりで初日の活動は終わりました。
二日目
そして2日目。1日目の活動で獲得したノウハウの甲斐あってか、開始直後から多くの方がブースに来てくださいました。チラシ配りスキルが飛躍的に向上したミュゼさぽメンバーによってみるみるうちに減っていくパンフレットとプレイシート。陸上自衛隊の東部方面音楽隊によるコンサートが始まる12時頃には累計500部、14時30分には700部すべてを捌くことができました!
ブースに来てくださった方の中には初めて横山大観記念館について知った方もいましたが、かなり多かったのは「存在は知っていたけど、場所を知らなかった」方々!謎解きに限らず、我々が場所を説明したり、紹介動画でその場の様子をレポートすることにより、「あとで行ってみます!」とのお声をたくさんいただきました!
来てくださった方々と美術をはじめとしたちょっとしたお喋りができたり、応援のお声をかけていただいたりと、元気をいただくような場面も多々あり、おかげさまで最後まで完走できました!
イベントを終えて
無事にイベントを終えて色々と思うところや反省はありますが、楽しかったという気持ちが一番強かったです。というのも、実は私、イベントを企画して実行するということを今までの人生でしたことがなかったのです。ですからこういった取り組みは私にとって新鮮でしたし、いろいろな課題をその時の手札で乗り越えていくのはある種の快感のようなものも得られ面白かったです!今後もこういったイベントに関わらせていただきたいなと強く思いました。
また、今回のイベントの甲斐あって、21日の来館者は67名、22日の来館者は50名とコロナ前に比べると倍近くの方が来館してくださいました!この成果は今後活動していくうえで大きな自信になります!
おわりに
今回がミュゼさぽ初の団体としてのイベント参加ということで、当初の想定とは違った部分や見積もりの甘い部分がありました。それでもそれをすぐに修正し対応、成功までもっていくことができたのは今後にもつながるいい収穫ですし、この団体は臨機応変に対応できるのだということが確認できたという点でも大きかったと思います。常日頃から思っていたメンバーの優秀さを改めて実感しました。
また、我々に圧倒的に不足している経験の部分やその他の面でもサポートしてくださった横山さんには感謝しかありません!本当にありがとうございました。
最後に、謎解きに参加してくださった方々あるいはこのイベントをきっかけに横山大観記念館を訪れてくださった方々へ、本当にありがとうございました。我々の活動が記念館への興味を引くのに一役買えたのなら、これほどうれしいことはありません。ぜひその興味の輪を少しずつ広げていってもらえたら幸いです。
記事担当者:齋藤
記念館情報
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