20241216
月曜日はいつもの調子が出るまで時間がかかる。
今日はなんか色々なタイミングが悪い日で、病院では順番を飛ばされるし、薬局では処方箋にかなり待たされるしと散々だったのだが、まぁ今日はそういう日なんだろうな、と思って無駄に抗わずに過ごした。
タイミングは悪いがやるべきことは全部やれたので(会社は遅刻したが)、まぁいっか!という感じである。
お昼はいつも何も言わないのに特盛で出てくる中華料理屋でチャーハンと半ラーメンのセットを注文。
覚悟はしていたが、わしゃフードファイターか!とツッコミたくなるほどでかい皿にこんもり盛られたチャーハンと、そこそこ量のある半ラーメン。
でもなんか最近の私の食欲は無尽蔵なので、気がついたら完食していた。自分で自分の食欲に引いてる。
夜はさすがに控えようと思ったが、ジャズ喫茶にバイトしながらバウムクーヘンとアップルパイをぺろりと食べてしまったので、もう終わりである。
明らかに摂取カロリーと運動量が見合っていない。でももう知らない。食べ物が美味しいのが悪い。
なんか調子出ないなと思いつつも、たくさん食べて英気を養い、なんとか今日も仕事を終えた。
アルバイトしながら隙を見ては本を読んでいるのだが、今日は『たぶん私たち一生最強』という小林早代子の小説を読んでいた。
以前『5時に夢中!』を観ていた時に、新潮社の中瀬さんがこの本を紹介していてアンテナに引っかかったので、図書館で取り寄せてもらっていたのだ。
結果、すごく面白かった。
読み終えるのに時間はかかってしまったものの、全6章で構成された物語は、それぞれ登場人物の視点が切り替わるので、なかなか読み応えがあった。
ざっくり言うと20代中盤の仲良し4人組の女子たちが、一旦結婚や出産を諦めてルームシェアをして過ごすというお話。
ここには新しい家族の形があった。
中には生々しい性事情や、精子バンクとかの話も出てくるので、下ネタが苦手な人には向かないかもしれないが、それに抵抗がなければこういう生き方も、あっていいよなと思った。
何も愛する人と結婚して性交して出産して家族を作ることだけが、幸せの形じゃない。
色々な形があって良いんだ。
固定観念に縛られがちな人ほど、読むことをオススメしたい一冊だ。
何より女子会のトークを盗み聞きしているような感じで、読んでてちょっと楽しかったな。
私と性別は違えど、一般的なレールから外れた者同士の物語という意味では、どこか親近感も沸いた。
読後感もとても良く、これ近いうちに映像化されそうだな、と思った。
そうなった時、メインの4人の女子は誰がキャスティングされるのかな?と勝手に妄想中だ。