思い出は侵せない、変えられないもので。
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虫かごにめだかを移した日のように愛でたあたしの息の根とめて
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漠然と恋愛について文章を書き続けていた過去を思うと、今はなんてその一つ一つに具体性を宿してしまうのでしょう。ある夜、いつものように眠る前の彼を抱きしめながら会話をして、彼の大学時代の話がふと出てきた時に、その眩しさ、彼がそこに抱いていただろう愛着、もしかしたらいた別の彼女、そういったものに急速に絡め取られそうになるのを感じました。
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