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スズメに絶滅の危惧が迫っているってご存知でしたか?「舌切りスズメ」のお話も「電線音頭」の歌詞も意味が分からない人が出始めるのでしょうかね!
こんにちは、早朝から起きているのに仕事開始が昼になるDJムッチーです。
スズメが絶滅危惧種になりそうなのをご存知でしたか?
僕の家の周りには、スズメがたくさんいて、朝夕は木の上でチュンチュンと賑やかに話し合いをしているので、絶滅にはピンとこないですね。
僕の家の近所ではスズメが増えているような気がしてます・・スズメ好きがエサを与えているのでしょうね(笑)
先日放送してたTBS「ひるおび」では、東京都渋谷区の住宅街でスズメを探していました。最初のスズメに出会うまで20分、1時間の捜索で出会えたスズメが僅か3羽というから、かなり少ないですね。
東京は公園が多いイメージがあるのですが、田んぼや畑がないからエサになる穀物が昆虫などが少ないからかもしれませんね。
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スズメの減少率が1年間で3.6%
環境省と日本自然保護協会が発表した「1000里地調査」によると、 「スズメなどを含む農地の鳥」は、2015年から2020年にかけて1年あたり7.4%の割合で減少しています。 農地や草原など開けた環境を好むスズメ・ヒバリなどのごく普通に見られる鳥は、2015年から2020年の間で37%減っています。
今年は2024年ですから、既に50%近く減少していることになりますね。
環境省が定める絶滅危惧種の判定基準は「1年間で減少率が3.5%以上」ですが、スズメの減少率は「1年間で3.6%」。 判定基準に匹敵するくらい年々減っているため、今後スズメが絶滅危惧種になる可能性が大いにあるのです。
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スズメが減った原因
スズメが減った原因について、バードリサーチの植村慎吾博士は、
スズメが巣を作りやすい隙間のある、木造住宅が減少したことと過疎化による里地の減少で巣が作れないことを原因の一つ目に、二つ目は田畑の減少や農薬の影響で、スズメのエサである穀類や青虫やバッタなどの昆虫類が減少したことを挙げておられます。
都会には、木道家屋が少なくなっていますからね・・マンションにはスズメの巣は作れないですよね。
こうなったら、巣の代わりになる箱ようなものを、公園の木々に縛り付けておくとか、エサ用のくず米のような穀類を定期的に与えるとか、外注除けの殺虫剤や農薬を変えるとかしないといけません。
そうしないと、「舌切りスズメ」のお話や「電線音頭」の歌詞が、分からない世代が出現してしまいます。
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スズメの旬は11月~12月
スズメを食べる習慣があるのをご存知ですか?
最近は減りましたが、一昔前は焼き鳥屋さんに「スズメの丸焼き」というメニューがありました。
現在でも、京都伏見稲荷の参道にある焼き鳥屋さんには、「スズメの丸焼き」というメニューがかかっています。スズメの減少が原因なのか、すぐに売り切れてしまうのだそうです。
また、京都の錦市場には「スズメの丸焼き」を売っていてテイクアウトする人も多かったようです。(今年も売っているかは不明です)
そのスズメが、一番おいしいのが11月~12月の頃。冬支度で沢山エサを食べて太っているのでしょうね・・・・
スズメ好きの僕には、食べられない料理ですが、ご興味のある方は京都の伏見稲荷や錦市場に売ってますから、ご旅行の際にお試しください!
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スズメは、猟期が決まっていて、11月15日~2月15日の間は食用にするスズメを捕獲しても大丈夫です。もちろん狩猟許可が必要ですから、素人が捕まえると法令違反になります。
中国のスズメ退治と大飢饉
中華人民共和国がまだ毛沢東政権の頃のお話。
せっかく実った穀物を食べてしまうスズメを退治する命令がでました。まじめな中国の農民は、スズメを大量に捕獲し殺処分しました。
すると、天敵のスズメがいなくなったので、イナゴが大量発生。穀類をイナゴに食べつくされて飢饉になってしまったのです。
困り果てた政権は、ソ連からスズメを25万羽輸入して田園に放って、イナゴの被害を食い止めたのだそうです。
食物連鎖を人の手でいじると、大変なことになりますね。
そういえばスズメは、カメムシもエサにしますが、今年のカメムシの大発生は、スズメの減少と深く関係しているのではないでしょうか?。
というのもスズメが多いうちの近所では、カメムシの被害はほとんど無かったですから・・・
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。
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