夕張メロンと並ぶ北海道の高級名産品「でんすけすいか」の収穫が始まりました。「でんすけすいか」は、真っ黒な見た目と強い糖度、シャリシャリした食感が特徴でファンの多い高級スイカです。
こんにちは、暑いの大好きDJムッチーです。
朝のニュースが、北海道産の高級スイカ「でんすけすいか」の収穫が、北海道上川郡当麻町ではじまりましたよと、伝えていました。
この「でんすけすいか」は、6~8Kgもある大玉のすいかで、皮に縞模様はなくて真っ黒。果肉は赤くて、シャリシャリの食感と糖度11~12の強い甘味が特徴です。
「でんすけすいか」という名前は、コメの転作作物として栽培が始まったことから、田んぼを助けるという意味で「でんすけ」と名付けらたそうです。
マツコさんがCMしてる北海道のお米が美味しいと評判だけど、お米よりスイカの方が儲かるのでしょうね・・
「でんすけすいか」は、1984年に生産が開始され、1989年に商標登録完了。
2000年 7月~8月15日にかけて、ゲームメーカーハドソンの看板キャラクター「ボンバーマン」とのタイアップキャンペーンで一気にその名が知られるようになりました。
そんな浅い歴史しか持たない「でんすけすいか」は、シニア世代やミドル世代の方には、なじみが薄いかもしれませんね。
僕もかつて番組で紹介するまでは、全く知識がなかったのです。他局が番組のコーナーで取り上げてて、僕の番組でも紹介しようと生産者の方に本物を贈っていただいて、スタッフ全員でいただいたのです。
まず驚かされるのは、その大きさと黒さ、そして値段の高さです。スッタフ全員でも食べきれずに、その時ラジオ局に居た人全員に配ったほどです。
食べてみると、強い甘さとみずみずしい食感に驚かされました。「これは、スイカ界のチャンピオンかもしれない」とコメントした覚えがあります。
北海道の特産品「でんすけすいか」は、去年の初セリりではひと玉70万円の最高値がついたほどの高級品です。4月に初セリが行われた宮崎マンゴーが2個70万円で落札されていますから、どれほど高級かご理解いただけると思います。
しかしながら、先日開催された夕張メロンの初セリでは、2玉で300万円が最高値だったので、夕張メロンと肩を並べるにはもう一仕掛けが必要ですね。
こちらも夕張メロン同様、子供の食べるものではありませんね・・・
でんすけより甘いスイカ
「でんすけすか」の糖度が11~12ということで、かなり甘いことが分かってもらえますが、世の中にはもっと甘いスイカがあったのです。
奈良県のナント種苗株式会社が8年の歳月を掛けて開発し2021年に全国デビューした「金色羅皇(こんじきらおう)」と言う品種は、最高糖度20度超を記録したスイカです。
金色羅皇の発売前、数軒の腕利きスイカ農家に配布された試作種子からは、糖度15-16度のスイカが続出したそうです。その後ナント種苗が開催した糖度を競う大会「金色羅皇グランプリ」では最高糖度20.6度を記録したのだそうです。
金色羅皇は、果肉が赤ではなくて黄色のスイカ。いわゆるクリームスイカと言われるスイカです。今年こそは、金色羅皇を食べてみようと思います。
黄色いスイカと赤いスイカ
そもそもは
黄色いスイカと聞くと、「赤いスイカを遺伝子組み換えしたもの?」と思いがちですが、実は逆なのだそうです。スイカはウリ科の一種なので、原種のスイカの果肉は、もともとメロンと同じで白色や黄色だったそうです。遺伝的に黄色が優性のため、赤いすいかと掛け合わせるても黄色いスイカがになるそうですよ。
スイカの原種はウリに近い味だったものが、あまくおいしくなるように品種改良される中で、赤色をもつ遺伝子が糖度に関わることが判明し、赤いスイカが主流になったといわれています。
栄養は
黄色いすいかと赤いすいかは、見た目通り、その色素成分が異なります。
赤いすいかには赤の色素成分リコピンが含まれますが、黄色いすいかには黄色の色素成分キサントフィルが含まれます。
キサントフィルは聞きなれない名前ですが、同じ分類の成分として代表的なルテインやアスタキサンチンなどは、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
赤いすいかに含まれるリコピンと、黄色いすいかに含まれるキサントフィル、どちらもカロテノイドの一種で強い抗酸化作用を持っています。
活性酸素を抑制し、老化予防にも効果的な成分です。
味は
赤いスイカ同様、近年では黄色いスイカの品種改良が進み、甘くておいしいものが増えています。
スイカの甘さは品種によって異なりますが、黄色いスイカはシャリシャリとした歯触りに加えて、後味もさっぱりとした甘みが特徴とは、スイカ農家さんのお言葉です。
香りは、赤いスイカの方がスイカ独特の香りが強く、黄色いスイカは比較的香りもスイカ臭さがうすい印象があるそうです。
(カブトムシ採りには赤がお勧めですね・・・)
子供の頃は、「甘みが増す」といってスイカにお塩をかけて食べてましたが、甘みが増したという感覚はなかったですね・・
最近は、スイカにお塩は付けないのだそうです。スイカ自体の甘さが増しているのでしょうね・・そういえば、いちごにもお砂糖をかけませんものね。
フルーツ自体の研究が進んで、甘味がどんどんましているのでしょう。
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