駿河湾の名産品「桜エビ」の秋漁が解禁になりました。初日の水揚げは約2トンで去年の倍ですがそれでも不漁。2018年から不漁続きの桜エビ漁に回復の兆し！
こんにちは、若い頃は干した桜エビしか知らなかったDJムッチーです。
日本で唯一、駿河湾だけでとれる桜エビの秋漁が始まって、5日には初セリがあったそうです。桜エビは、資源確保のために春と秋の漁に限られます。2024年の桜えびの春漁は、3月25日（月）から6月7日（金）までで、由比港（静岡市清水区）と大井川港（焼津市）で水揚げされました。漁獲量は340トンで、前年比で約30トン増加していました。2018年から不漁が続く桜エビ漁ですが、漁回復の兆しを感じられたのではないでしょうか・・・
今年の秋漁は、先月29日の初漁を予定していたようですが、台風21号の影響で遅れて11月4日になったそうです。気になる初日の水揚げは約2トンで、去年の倍ですが、それでも少ないですよね。これから水温が下がって漁獲量があがることを願います。今年の秋漁は、12月25日までの予定だそうです。
生の桜エビを食べましょう
関西に住む僕は、桜エビと言えば干物のイメージで、水でもどして中華の焼きそばやチャーハンに入れて食べるぐらいでした。
旅行で訪問した静岡市清水の由比漁港で生の桜エビのかき揚げをいただいてからは、その香ばしさと美味しさに驚いて生の桜エビが好きになりました。
丼にも蕎麦やうどんにもよく合いますし、酒の肴にも抜群です。
地元清水では桜エビは、生食か釜揚げ、かき揚げで食べることが多いようですが、クール便でお取り寄せができますから、みなさんレシピ開発に腕を振るってみてください。
僕のお勧めは、桜エビのお好み焼き
関西人の僕がお勧めする、桜エビの料理は「お好み焼き」です。それも神戸風のお好み焼き。一口にお好み焼きと言っても。大阪、京都、神戸では、別物と言ってもいいのです。
桜エビを食べるなら必ず神戸風でお願いしたい。というよりも、神戸風でないと桜エビの風味が消えて美味しくないです。
神戸のお好み焼きの特徴と作り方（２枚分）
１）小麦粉はほとんど使わない ティースプーン1杯以下
２）山芋の粉 を使う15グラム（小分けパック1～2個）
３）みじん切りキャベツを使う １／４玉～半玉
４）キャベツと粉をボールで混ぜて、出汁を加えて ベースを作る
お玉２杯分ぐらいの量が目安 1時間ぐらい冷蔵庫で寝かせる
たまごは良くといて空気を含ませて焼く直前に混ぜ加える
５）まずベースを焼く ラードで焼くのをお勧めします
６）具は別の鉄板で焼く（ブタ、イカ等） 桜エビは生のまま
７）片面が焼けたベースに焼けた具と生の桜エビと分葱をのせて裏返す
８）数回ひっくり返して出来上がり
むやみに押し広げたり、ペタペタ叩いたりしてはいけません。
9）お好み焼きソースか、どろソースでいただきます
好みで、青のりや鰹の粉も振りかけてください。
10）マヨネーズ・マスタードは絶対使わない
11）お好み焼きの玄人なら、てこ（コテ、ヘラ）だけで食べましょう！
神戸のお好み焼は、小麦粉が少ないからふわふわで桜エビ風味とキャベツの甘味、具の旨味をいただくのに最適の状況。ここへマヨネーズやらマスタードをかけたら台無しになることはお判りでしょう。
マヨネーズが必要なお好み焼は、小麦粉の多い大阪風のお好み焼です。小麦粉が多いと粉っぽく（関西では粉臭いと言います）なります、これを抑える役目がマヨネーズやマスタードなのです。
ちなみに神戸に来てお好み焼き屋に入ったら「おばちゃんマヨネーズちょうだい！」って言ってはダメですよ！
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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