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シブサワ・レターを読んで感じたことなど~2024年8月号~

シブサワ・レター8月号

シブサワ・レター8月が発行されています。
わたしもしっかり夏休みを取得し、note投稿している間もないような充実した時間を過ごせました。
投稿の空白はまさにそれです。

会社の価値

8月号の話題は、月初に起こった株式市場の盛り上がり(大暴落)についてです。

株式市場が大暴落するときには3つのタイプの反応があると思います。
A)動揺するタイプ。
B)何とも思わないタイプ。
C)ワクワクするタイプ。

シブサワレターより

あなたはどれですか。
わたしはC)ワクワクしちゃいます。

新NISA制度が始まった今年、こんな気持ちの方もいらっしゃると思います。
タイプBの方は、「だから株式に投資するなんて」なんてことを思っているのかもしれません。

タイプAの共通点は株式投資を「価格」というレンズでしか見ていないことにあります。自分が買った価格よりも、将来の価格が上昇していることを期待していたので、現在の価格が大暴落で下がっていたら、安静な気持ちになるわけがありません。
一方、タイプBの、何とも思わない理由は、そもそも株式投資をしていないからです。日本全国の大半は、このタイプに属しているでしょう。タイプAを横目で見ながら、「だから、株式投資なんてやるものではない。現預金で資産を貯めるだけで十分」という元本保証志向型です。ただ、これから預金に金利が付く時代に戻ったとしても、物価上昇の方が大きいので、実質上、自分の資産(元本)の価値が目減りしていることに気づいていないタイプです。
タイプBの共通点は、実はタイプAの共通点と同じです。目前の価格(金額)しか見えていないのです。もちろんタイプBが好むのは不変の価格であり、タイプAと異なります。ただ、いずれも関心事は目で見えている価格であり、価値ではありません。

シブサワレターより

でもぜひ、タイプCの気持ち、ワクワク感を持ってほしいと思います。

では、なぜタイプCが株式市場の暴落でワクワク感が高まるのか。それは、価値を見ているからです。それも、目前の価値ではなく、これからの長期的な価値です。価値を感じるものを持ちたいと願うことは人類の本能です。その価値あるものの価格が下がると、もっと購入できることになります。これがタイプCのワクワク感の源泉です。

シブサワレターより

この暴落、「ショック」でも積み立てを止めるつもりはありません。
いいタイミングで価格が下がってくれて、その分買った投資信託の口数が増えて嬉しいくらいの気持ちです。

もちろんその前提はあります。
それは会社が企業価値を上げるような努力を続けていることです。
これがなければ、価値は上がりませんから。
株価は企業価値に収斂する。
株価が企業価値より安ければ株価はいつか上昇し、株価が企業価値より高ければ株価はいつかは下落する。
シンプルに考えればごもっともなことだと思います。

その後、様々な市場「ショック」に遭遇しました。それでも、毎月、コツコツと積み立て投資を継続しています。今回も、「よしよし」という気持ちしかありません。長い人生と同じように、自然の天候の表情のように、市場も調子が良いときもあれば、悪いときもあります。いずれ再び調子が良くなって晴れたときの喜びは倍増します。改正つみたてNISA等をきっかけに株式投資を始めた方、長年、つみたて投資を実施している方であっても、本レターをお読みいただいているのであれば、是非とも、この気持ちを抱き続いていてほしいと願っています。

シブサワレターより

今月のシブサワレターもいい内容でした。
株価上昇でワクワクし、株価の下落でもワクワク出来る。
会社は事業を進めることで、社会の課題を解決してくれます。
便利になったり、新たな価値が生れたり。
そんな会社が世の中にはたくさんありますので、それもワクワクのひとつです。

来月のシブサワレターも楽しみですね。

では。

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てっさん
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