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行動するから見えてくる世界がある


一眼レフを手に入れた時、

旅行先の風景の美しさを、忘れたくなくて

1枚の写真として残しておきたい

そんな理由で購入した


全く一眼レフの技術なんてわからないし、

特にプロになろうとも思っていない

ただただ、綺麗な感動の写真を自分らしく納めたい、という軽い気持ちだった


ただ、一度一眼レフを手に取り、街を歩きまわるようになると、

日常の風景で、何か写真に納めておきたい場面はないか

人々の気付かないような、ちょっとした美しさ、儚さはないか

自然と、勝手に、頭が探し始めたのである


いつもだったら見えなかった景色が

そこには広がってきて、

いつもは通り過ぎていたものが

目に留まるようになる


そこから、樹木や花の美しさを知るようになり

年季を感じる使い古しの自転車の、人々の生活を担ってきたモノの美しさを

感じるようになる


そうやって徐々に徐々に、自分の興味が広がってきたのである



このNOTEを書き始めてからも同じことを感じる

NOTEに書くための材料探しに、脳が勝手に走り始めたのだ


日々の何気ないストーリーや、現象に隠された本質を得ようと

思考が勝手に回転し始めるのである


ふたつの現象に共通することは、

「用意ができたから、行動できる」のではなくて、

「行動するから、勝手に用意ができてくる」ものなのだ


だとしたら、人生、見切り発車ぐらいでもいいから

先に行動してみないと、勿体無いのかもしれない

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