あなたにスキを押したいのです。
登録してからずっと思っていることがある。
みんな文章能力、高すぎじゃない?
「うわっ…私の文章能力、低すぎ…?」
例の口を押さえるポーズをリアルにしてしまいそうなことが、何度もあった。
”こんなん泣くやん…”って涙ぐむ記事もあるし、
リアルに声を出して笑う記事もあるし、
ふんわり心があたたかくなる記事もある。
読んでいると、時間がすぐに過ぎてしまう。
* * *
突然だが、ノビ夫は仕事柄、メディアへの露出が少なくない。
自分でもYouTube動画をUPしていたりして、そこでは顔も声も動く姿も、全部見られる。
一方の私は、露出がない(最近YouTubeに、声と後ろ姿だけ愛情出演デビューしたとこ)。
「私は裏方なんです!」というマインドを持っているのもあるし、情報が少ないことを良しとする気持ちもあるのが、その理由。
どういうことか、ちょっとみてみて。
* * *
ここに一枚のモノクロ写真がある。
花はどんな色で、背景はどうなっているのか、想像してみてほしい。
___想像できた?
ではでは、同じもののカラー写真がこちら。
花の色はこうで、背景はこうなっている。
あなたが想像した花の色や背景のイメージ通りだっただろうか?
そう、カラーは情報が多いので、明確に正解がある箇所が多いのだ。
最初から「こうなんです!」というものがハッキリしている。
* * *
モノクロ写真の魅力の一つとして、
「情報が少ない分、見る側が想像して補完する」ということがあると思う。
ノビ夫がカラー写真だとしたら、私はモノクロ写真でありたい。
”どんな人なんだろう”って想像する余地があるのも楽しいと思うのだ。
そしてnoteは “SNS界のモノクロ写真的存在” だと感じている。
写真や画像を挿入できるけど、それはあくまで文章の添えもの的な位置づけ。
メインは文章。
百聞は一見に如かずというが、文章でいくら書いてもやはり実物を見る方が一気に情報が入ってくる。
でもそこには完全なる正解があって、余白を楽しむ余地がないように思う。
* * *
目で絵柄・耳で音声を楽しむアニメより、絵柄と文字しかない漫画の方が、想像力を持って読む。絵柄と文字で楽しむ漫画より、文字だけの小説の方がさらに想像力をもって読む。
情報量が少ない分「こうなんです!」も少ないから。
書かれたことは、読み手の脳内でイメージされる。
そこに大きく影響してくるのが、書き手のそれぞれのクセや持ち味。
モノクロの世界に濃淡をつけて、深みを加えてくれる。
それを楽しみながら、想像をふくらませることの素敵さったら。
そういう風にみなさまのnote記事を楽しく読んでいて、ついスキを押してしまう。
私にとっての「スキ!」は
単純に「好き!」という場合だけでなく、
「わかるわかる!」だったり
「笑いすぎて涙でてきた」だったり
「無理なくね」だったり
「こんな価値観もあるんだね、ふむふむ」
だったり、とにかく色々な意味をこめて押している。
だから、急に私から「スキ」がついて
「いやーなんなのコイツ」と思っても、どうか許してほしい。
読まないで押したりすることは、絶対ないから。
色んな意味を持って押すスキだけど、
「楽しませてくれて、ありがとう」
この気持ちはどの記事にも共通だ。
お読みいただきありがとうございました!
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