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管理職向け能力開発研修~「診断→学習→適用」の行動変容定着トータルソリューションプラン

管理職として部下から信頼される上司になるためには、まず部下の強みや弱みを理解し、彼らの成長をサポートする姿勢が求められます。また、部下を信頼し、任せることで、部下のモチベーションを引き出し、業務の進捗を管理する能力も必要です。


1.管理職にとってEQ(心の知能指数)の重要性について

  1. 人間関係の構築
    管理職は部下や同僚との良好な人間関係を築くことが求められます。EQが高い人は共感力やコミュニケーション能力が優れているため、信頼関係を構築しやすく、チームの協力体制を強化することができます。

  2. ストレス管理
    現代のビジネス環境は非常にストレスフルです。EQが高い管理職は、自分自身や部下のストレスを適切に管理し、メンタルヘルスを維持する能力があります。これにより、長期的な生産性とチームの健康を確保できます。

  3. 問題解決と意思決定
    EQが高い管理職は、感情に流されず冷静に問題を分析し、適切な意思決定を行うことができます。また、感情の影響を受けやすい状況でもバランスの取れた判断を下すことができます。

  4. モチベーション向上
    部下のモチベーションを引き出すことは、管理職の重要な役割です。EQが高い管理職は、部下の感情やニーズを理解し、適切なサポートやフィードバックを提供することで、部下のモチベーションを高めることができます。

  5. ビジネス環境変化への適応
    ビジネス環境は常に変化しています。EQが高い管理職は、自分自身とチームを変化に適応させる柔軟性があります。感情の変化を敏感に察知し、適切な対策を講じることで、組織全体のレジリエンスを高めることができます。

2.管理職の行動変容を確実につながるプロセスについて

各年次の管理職受講者が対象となるため、人材の能力開発は3つのステップ【診断 ⇒ 学習 ⇒ 適用】を経て進めることを提案いたします。全体設計はラーニングジャーニー形式とし、診断ではLeadership Snapshotを用います。学習では、インタラクションマネジメントプログラム(IM)とオンライン補助学習ツールを活用し、適用では職場実践を含めます。

受講者が自身の能力開発が必要なコンピテンシーを認識し、開発すべきキーアクションを理解することが重要なプロセスとなります。初めの動機付けが無いと「やらされ感」に陥る可能性が高くなります。

✅ステップ①:Engage (診断する/やる気を引き出す)

自己を知り、変化と成長にコミットする
• アセスメントなどの診断で自身の能力を棚卸し
• キックオフセッション開催で能力開発領域の明確化
• 上司や他者からの評価 等

✅ステップ②:Learn (学習する/継続する)

新たな知識とスキルを習得する
• ワークショップ研修参加
• オンラインコンテンツで補強学習
• スキル資料等で反復学習 
• 上司や他者からのアドバイス 等

✅ステップ③:Grow (適用/成長する)

学んだ内容を実践し成長する
• ロールモデルの観察
• 学習したスキルの実践と振り返り
• 上司や他者からのコーチング/フィードバック
• スキル熟練度の測定 等

<参考>能力開発の3ステップ(診断 ⇒ 学習 ⇒適用)の成長と時間軸のイメージ

<参考>成功するリーダーの要件(サクセス・プロフィール)

MSC/DDIではターゲットポジションで活躍する人材要件を独自のサクセス・プロフィールという4つの構成要素で定義しています。職位や職責よって求められる能力をコンピテンシー(能力要件)として表しています。

<参考>求められるリーダーシップ行動の可視化

🔵例:コーチング

🔵関連研修プログラム

3.ラーニング・ジャーニーの設計

🔶設計概要

✅ラーニングジャーニー全体像
✅事前診断アセスメント概要
インタラクションマネジメントプログラム(IM)プログラム概要

✅ラーニングジャーニーの全体像

【診断 ⇒ 学習 ⇒ 適用】のプロセスより基礎設計は下記となります。インタラクションマネジメントプログラム(IM)プログラムは課題に応じて調整可能です。

<参考>事前診断アセスメントの概要~リーダーシップ・スナップショット / Leadership Snapshot(LS)

Leadership Snapshot(LS)とは、主任・係長・課長クラスの初級管理職を対象とした、コンピテンシーと個人特性を診断するオンラインアセスメントです。

注)選択式のため「頭で理解できているか」を診断することは できるが「実際に行動できるか」までは診断できない

<参考>事前診断アセスメントの概要 

Leadership Snapshot(LS)は、シミュレーションアセスメントとは違い、下記サインを図るためのアセスメントです。

「サイン」とは、性格や知識、判断力など、将来のパフォーマンスの指標となるデータのことです。それに対して「サンプル」とは、対象者の具体的な行動例のことです。どちらの情報を取るか、目的に応じて選定するアセスメント手法が変わります。

※弊社では「サイン」と「サンプル」どちらのアセスメント手法にも対応可能となっています

<参考>インタラクションマネジメントプログラム(IM)プログラムの概要

4.Interaction Management ®(IM)とは

Interaction Management ®(IM)はビジネスの「実行」をテーマとし、実行力の強化に向けたリーダーシップ開発システムです。

時代に合わせて進化してきたInteraction Management ®(IM)は、リーダー個々人が抱える課題の解決に必要なリーダーシップ・スキルを実践的に習得できます。

・リーダーシップのコア・スキル:インタアクション・スキル
・リーダーのビジネス課題に即した豊富な学習テーマ
・実行につながる研修デザイン
・様々な学習方法と支援ツール
・グローバル対応

🔶リーダーシップのコア・スキル:インタアクション・スキル

インタアクション・スキルを活用することにより、、リーダーが効果的にコミュニケーションを図り、メンバーや他者の自発的な行動を引き出せるようになり、優れたパフォーマンスの発揮につながります。

✅コア・スキル(インタアクション・スキル)の活用

インタアクション・スキルはリーダーシップ行動を発揮する様々な場面で適用することが可能です。

🔶リーダーのビジネス課題に即した豊富なプログラム

リーダーシップに関する大規模調査と蓄積されたアセスメントデータからリーダーが直面しやすいビジネス課題を特定し、学習テーマとして設定しています。

*リーダー以下の階層にも有効

🔶実行につながる研修デザイン

心理学に基づく行動モデリングと研修デザインの原則を取りいれることで、行動変容と実行を促すトレーニングを提供します。

行動モデリング(モデルを見て学ぶ)

「モデリング」は心理学用語のひとつです。何かしらの対象をモデルに、そのものの動作や行動を見て、同じような動作や行動を行うことを言います。

Interaction Management ®(IM)では、ポジティブなモデルを真似する。または日常的なよくあるモデルから、自分の中にあるソリューションに気づくという考えにもとづいて学習が進行します。

研修デザイン

パーソナライズと実行を促進するために研修デザインの原則に基づきトレーニングが設計されています。

パーソナライズ×実行:独自の学習経路を構築し、学習したことを職場で実行する

・関連性:学習者自身が直面するビジネス課題と関連づける
・没入型:「やってみる(能動的)」学習
・感情的なつながり:ファシリテータが学習者の頭と心へ働きかける

例:モデリング学習のプロセス(コミュニケーション:対話でつながる)

例えば「基本原則」は以下のプロセスにより「わかる」状態から「実行できる」状態にします。

🔶様々な学習方法と支援ツール (例)

リーダー個々人にあった学習方法とツールをご提供し、スキル実行に向けたサポートをいたします。

🔵研修実施前

🔵研修実施当日から

🔵研修実施後フォロー

ジョブエイド
職場実践ツール
ナレッジ・チェックツール
上司用ガイド

🔶グローバル対応

Interaction Management ®(IM)は、あらゆる国のリーダーの能力開発をご支援し、組織内のリーダーシップの共通認識を構築します。

日本語、インドネシア語、ポルトガル語、中国語(簡体字&繁体字)、英語(アメリカ、イギリス、インド)、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語

■ 世界90カ国でサービスを展開
グローバルな競争が加速する中、海外現地法人を含めたグローバル人材の育成に力を入れる企業が増えています。

MSCは、世界90カ国で事業展開をしているDDI社と協働でグローバル展開を成功へ導きます。

5.DDIとは

DDIは、世界最大手の革新的なリーダーシップ・コンサルティング企業です。1970年の設立以来、この分野の先駆者として、リーダーのアセスメントや能力開発を専門としてきました。顧客の多くは、『フォーチュン500』に名を連ねる世界有数の多国籍企業や、『働きがいのある会社ベスト100』に選ばれている世界の優良企業です。
DDIでは、組織全体におよぶリーダーの採用、昇進昇格、能力開発手法に変革をもたらす支援をすることで、すべての階層において事業戦略を理解し、実行し、困難な課題に対処できるリーダーの輩出に貢献しています。
DDIのサービスは、現地事務所や提携先を通じて、多言語で93カ国に提供されています。また、同社の研究開発投資は業界平均の2倍であり、長年にわたる実績と科学的根拠に基づいた最新の手法を駆使して、組織の課題を解決しています。

◆DDI社の4つの専門分野

DDI社は、4つの専門分野を中心に、長年の実績と科学的根拠に裏付けられたソリューションと、より深い洞察を提供し、優れた成果を生み出しています。

6.会社概要:株式会社マネジメントサービスセンター

創業:1966(昭和41)年9月
資本金:1億円
事業内容:人材開発コンサルティング・人材アセスメント

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