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【レジリエンス】スキル③ マインドフルネスー”今”にフォーカスする
こんにちは。今日はレジリエンスを高めるスキル③、マインドフルネスについて紹介します。
最近は耳にする機会も増えてきたと思います。西洋で発展してきた心理学ですが、東洋のマインドセット、禅の教えを取り込んだのが『マインドフルネス』です。
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”今、ここ” に集中する
マインドフルネスでは、意図的に ”今、ここ” の瞬間に集中することが基本です。大切なことは、中立的で受容的な態度で行うことです。
マインドフルネスはただ『瞑想』を意味するものではなく、日々の暮らしの中でも汎用できます。マインドフルとは次のことをしている状態です。
『今、ここ』の瞬間に意識をむける
物事をジャッジせず、受容的な態度で
近年の研究では、よりマインドフルな人は、より多くのポジティブな気分を経験し、ネガティブな気分が少ないことが分かっています。
何に対してマインドフル?
マインドフルな状態とは、”今、ここ”で起きていることに敏感に気づいている状態です。その対象は、あなたが気づけることであれば全てだと思います。
考え
感情
体の内部感覚
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚からの感覚
ふわふわ浮かんでくる考えや、腹痛があったら"痛み"を感じること、手を洗うときの水の感覚など…。そうとなると、皿洗いや日常の家事もマインドフルになるチャンスですね!
マインドフルの逆『マインドレス』な状態では、私たちは焦りや急いでいる感覚にとらわれたり、過去や未来の悩み事・心配事といった考えにとらわれやすくなるでしょう。
"Being" モード
ビーイングモードは『マインドフル』な状態です。
”今、ここに存在して、あなたが経験する感情や考えを中立的な立場で受け入れる。”
マインドレスな状態は”Doing”モードです。
例えば、人と会話している時に他のことを考えていて話が入ってこなかったり、どこかへ歩いている時に景色に注目せず、考えごとにとらわれていたりした経験はありませんか?
これらは"Doing"モードの例です。
Let's Try!(考えてみましょう)
ここ数週間のことを思い返してみてください。あなたが自動操縦モード(Doing モード)、ただ日々のタスクをこなして過ぎていった日はありますか?
それはどんな経験だったでしょうか。
同じ日をもう一度今日過ごす、今度はマインドフルな状態で、としたら、どのような違う一日になるでしょうか?
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マインドフルな日々を
この記事では、以下のふたつのことを持ち帰ってもらえたら満点です!ここでは紹介しませんでしたが、瞑想(メディテーション)もまた触れたいです。
『今、ここ』で起きていること、経験していることに意識を向ける
ありのままを受け入れる、ジャッジしない(良い悪いを決めようとしない)
次回は、【レジリエンス】スキル④ 感情の再評価について書きます:)