ASDの中にADHDの要素があると何が起きるのか?①
さて、ASDのなかにADHDの要素を持つと、どんな大変さがあるのかを
少しずつ、書いてみます。
(発達障害に関しては、LD(学習障害)も有名ですが、ここではあくまで、ASDとADHDの両方を持つとどういった難しさや辛さを抱えることになるのかに焦点を当てたいので、LDについては省略いたします。)
みんなそれぞれ、その濃さや組み合わせも違いますので簡単じゃないですね。星座占い×血液型占い、みたいにイメージしてみてください(笑)
いろんな人がいますよね。
ASDだけでも5つのタイプ、
ADHDにおいては7つのタイプ
に分けられています。
さらに、それらの両方の特徴を組み合わせると
ASDxADHD 35通りのタイプがある
ということになります。
例えば私の場合は、診断として確定しているのはASDとなりますが、いわゆるADHDの要素も複数併せ持っているため、症状は複雑化します。
自分自身の中に矛盾が生じて苦しむこともそのぶん多くなります。
例えば、衝動性によってアイデアが止まらない状態になりますが、こだわりが強いために細部が気になって突き詰めてしまったり、突き詰めているうちにまた別のことが気になり、調べ始めてしまう、など、結果的に一つのアイデアから、何かが完成するまでには時間がかかったり、一度集中すると止められずにやりすぎてしまうということが起きます。
詳しい具体例は後ほどお話していきますが、まずは下記のグラデーションのように、
こだわり、衝動性、誰もが持っているもの。障害になりうるか否かは、その特性が濃いか薄いかによって決まる。
ということを前提として知っておいてください。
次回、ADHDの各タイプの深堀りと、自分の場合の症状についてもシェアしてみます。
「なんだか生きづらいけど、理由がわからない」「なんだか人とうまくいかないんだけれど、なぜだかはっきりとはわからず漠然としている」
このような人に少し参考になると思います。
恋愛や家族関係
上記においても、愛着の問題を持つ人やDV傾向を持つひとが実は発達障害がベースにあるために、コミュニケーションでの難しさを抱えている場合もあります。
ASDとADHD セルフチェック
参考:沢井製薬株式会社様が提供している、自己チェックリストがわかりやすいので、リンクを掲載させていただきます。
※あくまで参考なので、診断ではありません。気になる場合は、医療機関に相談をしてくださいね。
神経発達症(発達障害)のセルフチェック|大人の神経発達症(発達障害).jp 心の地図の歩き方 ~大人の神経発達症(発達障害)のための総合情報サイト~|沢井製薬株式会社 (xn--u9jy52g0ehtz3atza30khriw74b.jp)
元グローバルメディカルチーム看護師で心理士。シングルマザー。
にほんご教師のセカンドキャリアをめざして活動している私の自己紹介はこちら☆
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