【特別支援学級の指導】お話が段違いに上手くなる:スピーチを文字起こしして見せよう!
こんにちは。最近noteとtwitterを連携させているのですが、今一つ使い方が分かりません。SNSって難しい!Mr.チキンです。
今日は、よく学校で行っている「朝のスピーチ」についてです。
ひと工夫すると、一気に効果が倍増しますよ!
朝のスピーチとは
地域によるかもしれませんが、小学校の朝の会で
一分間スピーチ、三分間スピーチなどと呼ばれる活動を取り入れているところがあります。
こんな感じで緊張しちゃう、あれです(笑)
学級によってはテーマを指定したり、聞いた子からの質問を取り入れたりしています。
色々なねらいがあるのですが、Mr.チキンは単純明快に「話す力」を高めるのに良いと思ってやっています。
この活動、ひと工夫すると、一気に効果が倍増します!
パソコンで入力!テレビで映す!
こんな感じでPCとテレビをHDMIケーブルでつなぎます。
そして、スピーチの内容を教員が書き留めていきます。
こんな感じになります。(文章は適当に打ちました。)
これをすると、
質問が重複しなくなります。
質問しているのに聞いていない、いわゆる「質問しっぱなし」がなくなります。
友だちの質問のしかたをマネするようになります。
上のマネの結果、自然と「いつ」「だれが」「どこで」「だれと」「何をした」「どう思った」などの5W1H聞く力がつくようになります。
スピーチ側も、あらかじめ、5W1Hを含めたスピーチをするようになります。
スピーチの分量がかなり増えます。
集中してスピーチに参加する子が増えます。
本来ならスピーチ力の成長もお見せしたいのですが、
子どもの権利があるので、お見せできないのが残念です。
騙されたと思って、一度やってみてください!
なぜ、効果が倍増するのだろう
スピーチは音声です。
音声は流れてしまって、固定化されません。
そこを文字起こしすることで、目にとどまる形にするのです。
集団の中には、
視覚優位の子
短期記憶の弱い子
選択的視力が弱い子
音や視覚の刺激に過敏な子
など、様々な実態があります。
視覚情報というものは、比較的強い部類の情報になりますので、
文字に起こしてあるということは、認知能力の面でも、
子どもたちにとって捉えやすいものになるのです。
みんなで同じイメージをもって話す楽しさを知ってほしい!
パソコンをテレビにつけることによるもう一つの利点は、
ということです。
子どもの中には、スピーチでマニアックなことを話す子がいます。
虫の話や、恐竜の話、ゲームの話や仏像の話(?!)など、
なかなかイメージの付きづらい専門用語が出てくることも多々あります。
そんな時に、例えば、
こんな感じで出すと、みんな
「あ~!見たことある!」「初めて見た!」
と、スピーチをした子と同じイメージをもちながら参加することができます。
イメージをもてないことに対するスピーチなんて、大人でも苦行ですよね汗
イメージが伝わることで、話す側もモチベーションが上がるのですね。
パソコンとテレビをつなぐこと、スピーチを文字起こしすること、
そこまで難しくはないので、ぜひやってみてくださいね!
では、またね~!