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読書感想文を書くのが苦手です

 文科省によると読書感想文の目的は、読書と作文は「豊かな人間性」を育むためでした。


感想文を書けない人

 読書感想文を書くのが苦手な人や大嫌いな人はままみられます。
 たとえ書けても、一言だけとか、あらすじだけとかしか書けない人もみられます。

 そもそも小学生で読書で感動して、他人にその感動を伝えたいという体験を持つ人がどれだけいるんでしょうね。

「読書と作文は「豊かな人間性」を育むためにある」という思想に基づく読書感想文

 文科省においては「読書と作文は「豊かな人間性」を育むためにある」という思想により読書感想文教育がなされていました。

読書感想文という文化は、「子どもたちに、読書を通して『(道徳的な)価値観』を身につけ、そして『豊かな人間性』を育んでいることを表現してもらう」ための国語教育文化にほかならない。そんな印象を受けます。

だからこそ、本連載が語ってきた「先生に褒められそうな読書感想文」を書くためには、つねに「自分の話」を入れよ、と述べてきたのです。本の話に終始するのではなく、本を読んだ自分の変化を書くこと。それはつまり、「豊かな人間性」を育んでいる証しだからです

https://toyokeizai.net/articles/-/690496?page=3

 文科省は、今なお読書による人格の完成という教養主義を保持していますね。

読書感想文定型の出現

 近年では小学校授業で穴埋め定型が使われているようです。ところでこの方法で文科省の目的は、はたせるのでしょうか。

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