習ったばかりのデザイン思考を1日だけでやってみる。
去年末に、茨城にゆかりのある某ビジネススクールで、「デザイン思考とブランディング」というものを習った。
「すげぇ!こんな考え方ができたら、めちゃくちゃ仕事の成果が発展してくんじゃないか!」と思ったが、仕事に活かそうにも、「知っている」と「できる」の間にはぶ厚い壁があることを実感している今日この頃。
この記事は、「知っている」と「できる」の間で藻掻くスクール生が、とめどなき向上心を源泉に学びを深めまくる、と見せかけて、実はヒマな休日に趣味を楽しんでいるだけの様子をお届けするものです。
※ここで書くデザイン思考やブランディングの内容は、あくまで不出来な生徒が、しかも1日の突貫工事で、抜け落ちまくりの記憶を基に書いているだけなので、決して「この記事読んで勉強になるな」といえるような代物ではありません。ご了承ください。
で、何やるの?
わたくしの愛犬Mシュナウザーくんにご協力いただき、今日1日で、
・企画
・撮影
・編集
を行って、1本の動画をアップする。
もちろん、そんな動画、「撮ってみました」でまずは行動してみる、ってスタンスでやってみればいいんだろうけど、それだと、かの有名なこちらの書籍に言わせると、それは「犬の道」です、すんごく苦労しますよ、と。
絵を描き始める前にいろいろ考えるよりも、早く描き始めた方がいいよ、とか、
仕事の話で言うと、大企業レベルならそれだけ狙いを定める作業は必要かもしれないけど、零細企業は考えるよりもまずは行動しまくる方が大事。
という考えはその通りなんだが、
考えるより行動、にも、
「経験と感性」という魔法の壷に、目立っている周辺情報を入れて、マゼマゼぽん!としているなりの何らかのメソッドを爆速で回しているはずで。
それを先人たちの知恵を活かしたメソッドに少しでも置き換えられたら違う世界が見えてくるんじゃないかなと思う。
だからそれができる人間目指して、今日という1日を自分なりに捧げてみる。
そういった意味で、いつもの自分ならとりあえずカメラを回し始めてから考える所を、一歩手前で踏みとどまって自分なりに新しいことをやってみる。
ざっくり今日一日のスケジュール
一日と言いつつ、朝からゆっくりと朝ごはんを食べて、コーヒーなんて2杯飲んじゃって、いろいろ心をキレイにするためにもお家のお掃除をしている内に、早くも11時前。
しかも、動画アップをどうにかギリギリ0時までには!なんてつもりは毛頭なく、夕方晩御飯を食べた後、せっかくの休日なんだから近所のスーパー銭湯に行ってやろうなんて考えちゃってる。
さらには、今、「お昼にはお蕎麦を食べたいな」という口になっちゃってる。
だから、このnoteをあと1時間ほどで書き終えて、蕎麦作って食べて、動画に必要なものを40分くらいで買い出して、1時間ちょっとで動画撮って、そこから覚醒状態に入って30分で編集を済ませて、アップ。
この上ない達成感と共にスーパー銭湯でのぼせてやろうと思っている。
しかし、この私と30年以上共にすごしてきた、無意識化のもう一人の私、すべての未来を見通すホークアイ様は、このnoteを書くだけであと3時間はかかり、撮影するにも暗い時間になっちゃって、やる気なくしておじゃんになるだろう、という予言を告げている。
負けない。
そんな未来にはしない。
きっと覚醒してやる。
ようやくデザイン思考を始めます。
N先生に習ったデザイン思考は大きな道筋はこちら。
この5つのステップを左から右に、時には戻ったりして反復に反復を重ねながら、進んでいく。
今回の場合は、動画を作る(試作)をして、アップすることをゴールとする。その動画に見てほしかった誰からか何らかの反応をもらえれば、それは検証と言えるのかもしれない。
なので、今日一日で目指すのは、「試作」までたどり着くこと。
(できる限り、それまでのステップを踏んで。)
最初の一歩はブランディングから。
とはいえ、先ほどの図を見て、最初のステップ「共感」って、へ?どゆこと?だれに?って思うと思う。
だから、ここでその前段階として、K先生から習った「ブランディング」が登場する。
K先生に習ったブランディングの道筋はこちら。
これも順番は左から右だが、いざやってみると反復に反復を重ねる。
で、さっきの「共感」ってのは、この真ん中の「目指す姿の定義」でできるようになってくると私は理解している。
一番左端の現状分析だけでも本当にビジネスの現場でやろうもんなら、調査会社に依頼したりとか、プロが集まって時間をかけて、というプロセスなんだろうが、今回は大前提「デザイン思考」。
クオリティ度外視でまずはプロトタイプを作ってみる。
だから現状分析はアバウトにサクッとやっていきます。
ちなみに、ここでいう「ブランド」とは、本日作成する「youtubeチャンネル」で考えていきます。
①ブランドの現状分析
自社とか言っても、今回は私個人の始めて作成する、休日愛犬趣味動画なので、お客さんもライバルもわかんないんで、具体的にはこんな風に考えみます。
今家には何があるかなー、とか、何をできるかなーと考えてみると以下の通り。
そして、それらに加えて、こちらが手元にあります。
なんか既に色々揃ってんじゃん、ホントはもう、先にいろいろ考えたんじゃない?と思われるかもしれません。
そういわれると、確かにいろいろ考えてました。ぼんやりと。
ぼんやりした言葉にできてないものを、言葉にしていくのがまさにブランディングの最初のプロセスなんじゃないかと思っています。たぶん。
現状分析は以上です。
こんなのを「ブランドの現状分析」なんて言ったらプロの方に叱られるかもしれないけど、最初の一歩なので、こんな感じでとりあえず考えてみます。
K先生、温かい目で見守ってください。
次は「目指す姿の定義」を考えてみる。こっからがたぶん本題。
②目指す姿の定義(導入)
ブランドが目指す姿の定義、って
□ブランドコア
そのブランドから生まれる全てのものと関連する、抽象的な形容詞や名詞で表されるもの。
□ブランドパーソナリティ
ブランドを人間のようなものとしたとき、その性格を表す言葉。
□ブランドステートメント
そのブランドが成し遂げること、顧客に対しての約束。
だそうです。
一つだけ例を出すと、ハーゲンダッツの「ブランドコア」は「口で味わう官能」だと授業で習いました。
それまで「アイス=子供の食べ物」というイメージがあったところに、大人に向けて「口で味わう官能」をアイスで提供したというところがハーゲンダッツのすごさとのことでした。
この3つを「いったん」定義するだけでも、その周辺の情報整理を始め、ここまでのステップ、これからのステップを数えきれないほど反復する必要があります。
私個人の見解としてはこの3つの、「これが最初」などという順番はないんじゃないかと思います。理論的には「ブランドコア」を最初に決めた方が良いのかもしれないけど、実際は、反復している内に浮き彫りになってくるんじゃないかと思います。
今日は、この3つの内、「ブランドステートメント」だけに絞ってやっていきます。絞ると言っても、どこかで他の2つと重なっている部分はあるのですが、授業でグループワークをした際、ブランドステートメントを考えることで、ちょっとずつ足場を作ることができたかなと思います。
②目指す姿の定義(ブランドステートメント)
ブランドステートメントの中身には、こんな項目があります。
これらを細かく反復しながら考えていくのですが、ここでようやく冒頭のデザイン思考を活かせるところになってきます。
ブランドステートメントの「誰に」をポンっとたたき台的に出してみて、感情移入して共感してみて、その人はどんな感情や課題を抱えているのかな?と「問題定義」のプロセスにちょっとだけ足を踏み入れてみて、
あー、ちょっとやりたいことと違うかー、
あー、ちょっと自社(自分)が約束はできなさそうかー
と反復を繰り返す段階に入っていきます。
(繰り返しますが、不出来な一生徒の理解です。)
あ、ちょっとまって
ここで問題発生。
なんと書き始めてから、2時間が経とうとしています。
これはホークアイ様の見積もりすら超えてきてしまうかも。
しかもしかも、そろそろお蕎麦の口が我慢の限界に。
あの、とろろ昆布とネギと共にすする、お蕎麦のお出汁の香りを想像するとよだれが止まりません。
想像することもやめられない。
禁断症状。
はい、ちょっとお蕎麦作って食べてきます。
いったん、ここまでとします。
目指せ、「全部やり切ってスーパー銭湯」