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わたしの読書

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わたしの好きな作品への備忘録のため、ほどよくネタバレしております
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硝子の太陽Rouge

硝子の太陽Rouge

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

姫川と菊田姫川班解体したけれど、菊田と戻った
でも菊田は結婚している
2人には結婚してほしかった
このシリーズを読んでいる人たち大半はそんな思いがあってもおかしくない名コンビで支え合っていて良かったのに
せもこの二人は男女の関係ではなく、精神で繋がっているのかも
嫁の立場だったらちょっと複雑な想い抱きそうだ

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硝子の太陽Noir

硝子の太陽Noir

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

あらすじ最初から歌舞伎町セブンの上岡が殺された
この時点で「は?」メンバーの1人が殺られる?
最初から歌舞伎町セブンに動揺が走る
だって無敵の集団だと思ってたもん

共感出来ない犯人のいいひとすぎると言うか流されすぎて巻き込まれてる
たらればだけれども、写真を悪用さた時点ですぐに動いていれば違ったよね?グダ

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少女

少女

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

感想思春期、お年頃、多感な時期等と色々と言われるが、あの頃って自分の小さな世界がすべてで、その世界でほんの少しでもほころびが生じると生きていけない絶望感に打ちひしがれる

周りを気にしすぎて空気を読みすぎて自分がないのも、大人すぎて自分を流さないのもどこか行きづらく感じる
傍から見れば青春、若気の至りなど若

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禁猟区

禁猟区

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

ズルい人たちみんな本能に赴くままに自由で素直で狡くて我儘な人たちでいて爽快

文美子

取材で行ったとはいえ、そこから偶然仕事先での再会
夫婦生活に不満があったからこその心地よい刺激

夏生と合瀬を重ねているのに、夫の浮気には嫌悪感
相手の女性が乗り込んできたら葛藤も抱える

夏生の想いに気付きながらも甚振

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秘密

秘密

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

東野圭吾さんのSFやファンタジー系のジャンルだけれど、切なく苦しいてとも壮大な愛の作品

苦しくて切ない今まで何の不自由もなく当たり前に過ごしていた日常を襲ったバス事故
受け止められない現実
最愛の妻は娘を身を挺して守った
でも娘も意識不明
状況が分からないまま妻の葬式、そして目覚めた藻奈美は「直子」と妻だ

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今夜誰のとなりで眠る

今夜誰のとなりで眠る

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

わたし唯川恵さんの作品好きすぎるから読むたびに備忘録

この作品はとてつもなく女の狡さがある
結婚していても離婚していても、結婚していなくても若さと闘い老いに抗いながらも、常に女としての価値を見出したい

ここからはネタバレしちゃいます

秋生が死んだ
この秋生がすっごい自由人
だからこそ、魅入られる人と惹

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泣かない鳥は空に溺れる

泣かない鳥は空に溺れる

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

大好きな唯川恵先生の作品の一つ
何となくモヤモヤ感も残しつつもキレイごとで終わらないところが好き

千遥母親から疎外されて自己肯定感皆無
ネグレスト的な虐待により心の中に死んでしまった双子の姉妹、ミハルを心の中に存在させている

母親が見栄っ張りで何をしても全否定されるのにどこか認めてほしい
母親からの罵詈

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往復書簡

往復書簡

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

大好きな湊かなえさんの全部大好きなのは大前提なんだけれどその中でも特に好きなひとつ(大好き溢れすぎた)

さぁここからネタバレ全開でいきましょう

十年後の卒業文集手紙でのやりとりって自分が主観で相手に一方的に伝えるから読みやすい分、まんまと湊かなえワールドにハマった
まさか悦子が千秋だと思わん
そして知り

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カケラ

カケラ

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

オムニバスのように読みやすい
そしてすべてが「ここも?」なところも全部繋がっている
ずっと無自覚な毒素が流れ続けていて、どこか切ない至高のイヤミス
また内容を分かった上で読み直すと、別の感情が生まれる圧倒的世界観

さぁここからネタバレ全開でいきましょう

プロローグ自信に満ち溢れる美容整形の女医さんで整形

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手のひらの砂漠

手のひらの砂漠

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

大好きな唯川恵先生の大好きな作品のひとつ

たまにスカッとスッキリとホロっと泣きたくなる時に最適な一冊

さぁここからネタバレ全開でいきましょう

シェルター可穂子は普通に幸せを求めていた
雄二と慎ましくも極々ありきたりな生活を求めていた
ただそれだけだったのに、いつからか歯車が狂った

徐々に闇が広がって

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水底フェスタ

水底フェスタ

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

初めての辻村深月先生の作品
後半にかけて怒涛の展開
登場人物全員嫌い
誰も報われないけれど、なぜか光が見えるナゾの展開

さぁここからネタバレ全開でいきましょう

ストーーリー最初は何の話なのかも分からなかった
フェスの話?事件も起きてない?でも何だか不穏な空気はずっとある
由貴美は何者?
中盤まで何がある

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一瞬でいい

一瞬でいい

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

何度読んでも泣いてしまう切なくも大好きな作品

第一章英次→稀世←創介←未来子
軽井沢の英次と稀世と東京の創介、未来子が夏休み特有の期間限定の友だちがそれぞれの進路で今までの夏が終わる
その終わりの記念に浅間山に登る

秋に登山が雪がちらつく冬の初めになり、それでも登山したかった未来子
無理はしないと言いつ

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豆の上で眠る

豆の上で眠る

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

いい感じでモヤモヤさせてくる湊かなえワールド
これもネタバレした状態でまた読んでも楽しめる作品

8年間一緒に過ごしていた大好きなお姉ちゃんが突然行方不明
その間の家族での歪
2年後見つかったお姉ちゃんへ大人になっても拭えぬ違和感

それぞれの想いが複雑に絡み合って解けそうで解けないのは読者への解釈に委ねて

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幻夜

幻夜

程よくネタバレ気にせずに記しているので、ネタバレに関してはご自身の判断でお願いいたします

大好きな白夜行をまた読み返したくなる

既視感東野圭吾さんの作品は何冊も読んでいるからこその、同じ作者さんの作品だから?ということはないと断言したい
ここは敢えて作者さんの意図だと思っている
匂わすだけ匂わせているが明確にはしていない煙に巻かれた印象がまたいい

ずっとあれ?白夜行の時の名前は美冬だった?と

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