315日目 特命任務の仕事を依頼されるようになろう
大企業は細かい機能毎に機能を分担して組織になっています。
法務部、経理部など、それぞれの専門家がいます。
これらの形式的な仕事はわかりやすいのですが、新しい分野などは、社内に専門家がいなかったりします。
そう言った場合は、たらい回しにされて、結局、どの部署も対応してないじゃんということに気付くことがあります。
何度かこう言った目に遭うと、これは社内のどの部署にお願いすれば良いのかわかってきます。
また、社内で対応できる部署がない事もわかってきます。
そう言った場合は、まずは社内の個人の力に頼ることになります。
あの人なら、知っていると社内ネットワークから知っていそうな人を探します。
この時に、選ばれるようにしておくと良いです。
まず、社内で組織的に対応できないような知識を持っている事。次に、その知識を持っているという事をある程度の人が知っている状態である事。
この2点が重要です。
組織的に対応できる場合は、その部門のマネージャーにまず話が行きます。単なる任務です。
特命任務の場合は、マネージャーに話をしても知ってるかどうかわからないため、その人に直接話をしに行きます。
その情報がマネージャーのところにも来るようになります。
マネージャーは、「この人は他の部門からも信頼を得ているな」と評価されます。
実は人事評価とは、「他人からどれだけ信頼を得ているか?」という点が1番重要です。
本人が自己アピールしても客観性がないため、「本当かな?」と疑念を持たれて、終わってしまいます。
一方でマネージャーが「部下のAさんは信頼していますか?」と聞き回ることはありません。
評価される人は、「自社の組織で対応しきれない部分」を自分で調べていたりします。
このような行動をしておくと、勝手に信頼が得られる状態になってきます。
「自社の組織で対応しきれない部分」はニーズのある情報です。
組織内でたらい回しにされた時は、ダメな組織だなと思うかもしれませんが、自分で調べて、他の人と情報共有しておくと、良い噂が広まって、特命の依頼が来て、気が付くと信頼を得て良い評価につながると思います。