イヤホンがないと生きていけない
Bluetoothのイヤホンが片耳が壊れ、音が出ないまま一年以上使い続けました。そしてこの夏やっと購入し、ストレスのない音楽ライフがやってきました。早く買えばよかったな
なぜ、こんなに放置していたのか。
単純に優先度が高くなかったからです。探すのめんどいし後でいいや〜って。だって音楽なんてそんなに聞かないし、とりあえず最低限の役割果たしてるからいいかなと思っていたんです。それでこんなに遅くなってしまいました。
私にとってイヤホンや耳栓なのです。
音楽好きだし聞きますよ。でもそれより大事な役割として「耳栓」としての機能が必要なんです。
たぶん聴覚がちょっと過敏なんです。
たぶんHSPってやつなんです。
HSPは調べまくって、本読みまくって、「どれだけ考えても私は当てはまる」と思った自認なので正確には知らないんですけれど、その性質は持ち合わせています。
HSPはいろんな刺激に敏感です。分かりやすいので言うと五感、それ以外にも小さくて些細なものまでアンテナが張っている状態です。その辺の道の脇に生えている小さなかわいいお花を見て「かわいいな
〜今日はいい日だな」って思えるくらいにはアンテナ張って、かつ深く感じ取ります。刺激を増幅させるんです。いいものから悪いものまで。
五感で言うと、私は聴覚と嗅覚が特に鋭いと思います。今は活かし方とな分かりつつあるからマシだけれど、HSPも知らない、ただ「なんか耳いいはずなのに、耳悪いんだよな」と思っていた時期は大変でした。
高校生になって電車通学開始。最初に当たった壁が“電車の中のザワザワ、改札の「ピッ」の嵐に耐えられない”ことでした。その対策として携帯OKの公立高校に通う私はイヤホンをして、でも音楽は流さずに耳栓代わりとして使っていたのでした。その習慣は今でも続き、1人で出歩くときはイヤホンないと無理です。家を出て確認して、持ってなかったら最寄り駅まで行っても引き返します。時間をロスしたって構わない。イヤホンないと気が気じゃない。ストレスをたくさん抱えて帰ることになるので、絶対に持ち歩かないといけないものなのです。
その耳の良さ(?)の何がしんどいのか。
エピソードはたくさんあります。
例えばアナログ時計。私はアナログ時計派です。基本アナログ人間です。でも秒針の音が気になるんです。そんな人は多いですよね。だから“秒針の音がしないアナログ時計”がたくさん売られています。私も使っています。でも、時計の近くで勉強していると気になるのです。秒針の音がしないアナログ時計の中で鳴る歯車の音が。気に触る時は、時計を布団に包んで離しておきます。
スマホを充電していたりするとコンセントから「ビーー」っと鳴る音も気になります。(タコ足とかもやばい) もしかしたらそんな所から音がしているなんて、知らない人もいるかもしれませんね。
ザワザワした場所では相手の話し声が聞こえません。人と話す時はその人の声に集中して、周りの音が小さくなるような感じになるはずです。でも高確率で私はそうなりません。超集中しないといけません。では、普段はどの風に聞こえるのか。隣の席の人の声、BGM…全部が同じ音量で聞こえます。3人くらいが同時に私に話しかけているような感覚です。そんなの聞き取れるわけないんです。
だから入るお店を私が選べるのなら、値段よりも「静かで会話に集中できる」ことが大きな条件になります。あまり会えない友達なんかはできるだけ静かな場所を選びます。
そんな耳が良すぎる(?)対策として「イヤホンを耳栓代わりにする」があるのです。これはHSPの本ではよく見る対策方法です。静かな場所を選ぶのもそうです。
これを知らずのうちにやっていた私はHSPなんだろうなと思います。
「私はHSPだから配慮して!」ってことが言いたいんじゃなくて、そんな人もいるんだよ。のお話しでした。あとは同じ悩みのあるHSPさんに届いて欲しい。
私は自分でちゃんと対策するので大丈夫ですよ。
ただ時々、大変な時もあるだけです。
にしても、両耳から音楽が聞けることはこの上ない至福のときになりつつあるので、やっぱりイヤホンはちゃんと買おうと思います。
楽しい音楽ライフのはじまりです。♩