昨日も今日も、きっと明日も。言葉に生かされている

とりあえず愚痴りたくて、わかってくれる人がいて欲しくて、「これがさ、大変なんだよね」って言ったら「私も昔そんなことあったよ」とか「そういう時もあるよね。わかる」みたいな、アドバイスが欲しいんじゃなくて、ちょこっと寄り添ってくれるような言葉が欲しい時もある。

目の前のことがどうこうじゃなくて、気持ちとして、今あるムカムカだったりイライラだったりモヤモヤ、ヒヤヒヤ、ドキドキ…そんな気持ちをさらーっとどこかへ投げやりになって、ぶん投げたいってとき。

今の私の状況を完全に理解してくれる人は、今の私の周りには職場以外にいない。でも、いや、だから同じ職種で働く人、ちょっと先をゆく人、それか職場と違う人なら何年違って構わない。先輩たちに悩みを相談したくて、話をただ聞いて欲しいと思った。

同期が欲しい。
ちょっと愚痴れる人も欲しい。

1人で頑張ることがただ、とにかく辛い。

そんなことを零して、有難いことにコメントまでもらって、教えいただいたコミュニティもオープンなLINEだったからさっさと入り、スマホの先では世界が広がった。あ、私のいる業界ってそういえばWeb業界だったわ。Webのつながりかが無いわけないじゃないか！ってね。

そこからSNSやブログを漁り、「あ、いいな」ってブログを目にした。5記事くらい夢中で読んで、そのまま、気がついた時にはフォームに質問していた。

今もブログは更新されているけれど、フォームがあったって、何か起こるなんて思ってなくて。ただ、今あるモヤっとした気持ちを全部ぶつけた。その先に人がいるとか、申し訳ないけどあまり考えず、思いのままに。そのブログ主が何歳の性別は何で、今どこで何しているか(Webディレクターではあるよう)なんて分からない人に向けて、無我夢中で打った。誰かにこの気持ちを、ただ直球にぶつけたかったのかもしれない。

こんな思いで入社して、将来はこうしたい。
続けて、今どうしたいとかなにを目指すべきだとか
何を目指してるのかが全然分からないこと。
この半年夢中でやってきたけど、今折れそうってこと。

打つだけって、送信した私はそのまま、何事も無かったかのように放置した。とりあえず気持ちとしてはある程度満たされてしまった。そして今日またブログを読もうと開くと、「質問への回答」と書かれた新しい記事。

ドキドキしながら開くと、私の書いた質問もそのまま、そしていつもよりも多い分量の投稿が更新されていた。いつもは3~6分で読めるような記事が多いのに、この日は10分もあった。

最初の一言は「若いのにえらい」「自分を褒めて欲しい」そんな内容だった。正直「若いのにえらい」ってよく言われる。自分では偉いなんて思ってないし、不安だから考えるしかないんだしって思う。でも、久しぶりに肯定されてちょっとだけ嬉しくなった。

そこから頂いた回答は結局

“自分はどうなりたいの？”

という問だった。それだけだったら結局それかって、閉じてたと思う。でも闇雲に「考えろ！」じゃなかった。

私の質問の拙い言葉、足りない情報の中から私の今の状況を考えながら、明らかにとても気遣われたその文章は、よくあるポイってされるだけじゃなかった。続けてこう書いてあった。

“それがわかんねぇんだよっつう話”

あ、そうそう。そうなの。
たぶん私の悩みとか不安ってそこからも来てる。

経験すれば見えてくる。分かってくる。
そんなことも書かれていたけど、若い人には難しい。だったらこの道の先輩に聞いてみなよって言ってるんです。「あ、そっか」って、腑に落ちた。

私は今の仕事のことなんて、きっとこれっぽっちしか知らない。会社の中しか知らない。でも外の世界には、少なくともコミュニティに入って1000人くらいは同じ職種で働いている人はいるって知った。きっと世界にはもっといろんな形でいろんな分野で働いている人がいるんだよね。

ちょっとしか書いていない情報も余すことなく拾ってもらい、その情報から「あなたのいる環境がこうならいいよね！」とか「それならきっとこんなこと学べるぞ！すごいだろー！」みたいに書かれているのを見たら、

私の仕事って実はすごく面白いのかもしれない
学びの宝庫！宝物ありすぎる！

とか思えてきて、「私まだまだ頑張りたい！」って思えたんです。でもそれは、自分ひとりで悩んでたら絶対に出てこない視点。私はまだ24歳だし、仕事も半年だし、見えないことだらけだから、当たり前。そしてそれが悩んでしまう大きな理由だと思います。

だから改めて、人に聞いてもらうこと。
これがどんなに有難くて大切で、心の支えにもなりうるんだと、思い知りました。

人に、それも同じ立場の人に話すだけで、
ちょっと先の世界を見せてもらえるだけで
こんなにも気持ちって変われるんだね。

言葉ってすごいなぁ

やっぱり私は書きたいし、仕事もがんばろって
素直に思えた。