
#155 これは!・・・ マルサリス『スピリチュアル組曲』
#ウィントン・マルサリス のたぐいまれな才能と、その才能がうまく発揮できもどかしさ、これにやきもきする気持ちこそ、この人の音楽を聞き続ける醍醐味なのかもしれないですね。
きっと、いつか大爆発するに違いない、と信じながら、ずるずると、僕も聞き続けてしまっています。
そんな中、これはかなり「いい線」行ってるのではないかと思いました。
このアルバムは、僕の高校時代に出て、今はなき「 #スイングジャーナル 」で、素人と評論家で意見が真っ二つになっているのを見ました。
日本のタイトルはとっつきにくいタイトルですが、ゴスペルを基調とした、ウィントンの「作曲もの」といった感じで、僕は感心しましたね。本人は意識してないかもしれませんが、かなりポップでほっこりとした感じもあり、あぁ、やっぱり、作曲とかの方に才能があったのかぁと。
しかも2枚組、全体が3部に分かれていて、細かい曲がずーっとつながってゆきます。僕は #デューク・エリントン はあまり詳しくないですが、こういった堅固な構成は、確かに彼の作風を感じさせます。
また、これはどこか、 #ブライアン・ウィルソン の作風にも通じるものがあるような気がします。
また、強固なコンセプトは #チャールズ・ミンガス のコンボミュージックにも通じるかと。ただ、さすがのミンガスも、CD2枚にわたるまでのコンセプトを維持することはできなかったので、ウィントンの粘り強さ、辛抱強さは特筆ものでしょう。
アドリブは確かに少なくて、これも「クラシック的」といえばそうかもしれませんが、曲がなかなか素晴らしいし、アンサンブルも楽しいし、どことなくメンバーも嬉々として演奏しているようにも聞こえます。
なんと全曲ライブしてます。このあたりの意識もクラシック的ですね。CDだと楽しそうに演奏しているように聞こえるのですが、ライブだと、ウィントンの表情、険しいですね、おお、怖い。
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