#166 強かった日本 ZOO「gorgeous」
#ZOO というグループが好きだった。ちょうど僕が中学生のころ。
#EXILE が ZOOの代表曲の一つ「Choo Choo Train」をカバーして、にわかにその名がまた浮かび上がったけれど、まぁ、また沈もうとしている。
僕は、「gorgeous」という曲が好きだった。ZOOはダンスもするが、僕はもっぱら、音楽が好きだった。
久しぶりに「gorgeous」をYouTubeで聞いてみた。
上はPV、下は音楽番組のTV中継のもの。下のTV中継のものは、僕も録画して、何度も何度も何度も繰り返し観たものだ。
PVを見て「バブリーだなぁ」と一蹴するのはたやすい。けれど、よく見てほしい、これはたぶんんニューヨークの道路を(タイムズスクエア?)を一時通行止めにして撮ったものなのだ。それくらいのカネの力が日本の経済にはあったのだ。
TV中継のものはマンハッタン橋の下からのものだ。
昔はよく、歌番組を海外からTV中継したものだ。いまや、ほとんど見られなくなった光景だ。それだけ昔は日本経済が飛ぶ鳥を落とす勢だったということ。そして、いまは、日本が貧しくなったということだ。
「Canonn」の看板がある。それをみて、すこし涙が出てきた。当たり前ながら、もうないんだろうな。
どうして日本はこんなに貧しくなってしまったんだろう。自分が、今の時代に適応できないのは、この時代を少年時代に無意識ながら体験してしまっていたからかもしれない。金がないくせに散在するような癖とか。
もう、他人のせいにするわけではないけれど、たまには弱音を吐かせていただきたい。がんばって、あとは、自分で、懸命に善処するだけだけれど。けれど「時代ガチャ」というのは確かにあるはあるのだ。
ZOO(のみならず、昔の日本のミュージシャンも含む)は海外でこういったロケや録音を行ったにもかかわらず、その成果を国内に向けていた。とても奇妙だ。BTSとはそこが本質的に違う。
「強い円」「強い日本」そういいながら、自国の音楽の活路を海外に見出さなかったのは、結局、根本的には西洋コンプレックスが強いのだろう。それを拭わない限りは、日本はどんどん衰退の道を進むのみだろう。
ZOOは解散してしまったけれど、ZOOの音楽はどこまでいっても、眩しい。それは、日本人が海外に対して自信が持てた唯一の時代の空気をたっぷりと封じ込めているからだ。涙が出る。
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