#079 壮絶な「直立猿人」チャールズ・ミンガス
ジャズ・ベーシストの巨人 #チャールズ・ミンガス の音楽が肌に合いまして、いろいろ聞いてみようと思っていたのですが。
最近発掘されたこの『JAZZ IN DETROIT』なのですが、超ぶったまげな演奏で、あぁあぁ、これはやばいと思いました。急いでミンガスを聞かなくてはと。
特に30分近くにわたる「直立猿人(ピテカントロプス・エレクトス)」、スタジオ録音の30倍は凄いです!このバンドのダイナミクス、そして曲想の描き分けなど、あぁ、こういうことをミンガスは目指していたいんだなと、すごくよくわかりました。
共演者を殴ったりする、悪いうわさもたくさんありますが、ここでは、共演者はミンガスの意図をしっかりと理解し、壮絶に吹き叩きしています。
バンドのあり方として、少し #セロニアス・モンク に似ているかもしれませんね。でも、ミンガスの音楽の方が、アドリブが取りやすく単純に(構成は複雑ですが)作られているように思いました。
単純に作られている分、その空白部分に「怒り」などの「感情を思い切り込ろ!」とミンガスは指示しているような気がしました。こういうジャズって他に例がないような気がします。
そしてなによりも、ミンガスのベースの音の魅力ですね。なんていい音を出すのでしょう。
あぁ、ミンガス、好きだー。
ミンガスといえば #植草甚一 さんでしょうか。これも復刊されたときに買っておけばよかったです。とほほ。
#日記 #コラム #スキしてみて #音楽 #音楽レビュー #ジャズ #jazz #名盤 #名盤紹介 #charles_mingus #チャールズ・ミンガス #チャールス・ミンガス #植草甚一 #買ってよかったもの