#117 フェリアーの歌うイギリス民謡集
僕は、とうとう、 #カスリーン・フェリア さんより長生きしてしまったということに気づいて、最近愕然としてしまいました。今調べると、ジョン・レノンも僕は長生きしてしまったことになります。
カスリーン・フェリアさんはイギリスの名歌手で、41歳に亡くなられている。もともとは、正式な音楽の教育を受けたわけではないけれど、実力が認められ、数々の名指揮者と共演しました。
一番有名なのが、 #ブルーノ・ワルター と共演したマーラーの録音の数々でしょう。名盤中の名盤中の名盤と言われています。
声がすごく特徴的で、少しほの暗い感じ。何か重い運命を背負っているような音色。けれど、そこに屈しないやさしさと包容力を感じます。
そこがマーラーだとジャストフィットなのだけれど、ちょっとジャストフィットしすぎて「当たり前」のように聞こえてしまうといえば贅沢でしょうか。
もともと、親しみやすい旋律を持った「イギリス民謡」を歌うと、そこに、深みと温かさが加わり、僕はこれを愛聴しています。この滋味深い歌唱を聞くと、ますますフェリアーさんのことが知りたくなります。でも、もういないんだなぁと。
クラシック音楽を聞き始めたころ、フェリアーさんの発声にケチをつける論評をよく見ました。今もそうかもしれません。プロからすると、少し邪道なのかもしれません。
でも、テクニックじゃなくて、心の方が大事です。心を聞き手が感じるかが大切だと思います。これからはきっと心の時代になってゆくでしょう。
そういう意味で、フェリアーさんは、これからも聞き継がれてゆくでしょう。
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