一円玉と傲慢と一瞬
先日わたしは一円玉を拾って届けた。
一円玉はわたしのものでもご婦人のものでもなかったからレジの人に渡した。
スーパー的なところで荷詰めをしていたら知らないご婦人がいきなり声をかけてきたのだ。
「それ、私のとちゃうよねえ?」
床に落ちてた。
「え! 私のんでもない! 届けますね」
一円は一円だからこんな言葉もよく言われる。
「たかが一円されど一円」「一円を笑うものは一円に泣く」
でも一円が一円だからそう思うとか扱うのは一円に対して失礼だよなあなんて、今書きながらふと思ったのは某ドラマの某登場人物の口癖みたいなセリフ「傲慢なんじゃないかな」からかもしれない。
一円でも十円でも百円でもお札でもお金はお金でありお金はお金でしかない、けれどお金は、めっちゃ、大事だ、大切だ、だってお金だからだ。それがどうしたそれだけだ。
でもそいつが落ちていたからあの日わたしは知らないご婦人と一言だけ会話を交わした訳であり、一瞬だけど「ふふふ」と笑いあった訳であり、つまりはやはり〝一円玉の旅がらす〟やねえ、なんて古い歌を思い出したり、新札が発行された令和のこの時代になんでそんな歌思い出すねん、なんて笑う土曜朝です。
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某ドラマ、
わたしはやはり「ん?」&「「ああ、んー……」な人多いねやろなー」と思いつつも、作風というか考え方が、(ずっと観てきたからという理由(だけ)じゃなく)嫌いじゃなく、好きで、じわっと来る。
でも、「んー……」だろう人のこともよくわかる。
ってことを考えたりしていたら、
このようなnoteを今見つけ、読み、胸に、ぐっと、きました。
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10円玉編。笑
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【略歴や自己紹介など】
構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。
旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。
普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。
劇場が好き。人間に興味が尽きません。
舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。
某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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