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読書 余白の愛
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小川洋子著
中央公論新社
突発性難聴の治療を受けた経験者の座談会に参加することになった、主人公のわたし。
会場は、F耳鼻咽喉科病院の裏手にある古いホテルの小部屋。
主催者である雑誌編集者の他に、速記者のYが座っていた。
空気が特別な流れ方をしている気がした、Yの手の周り。
バランスのとれた美しい指に惹かれるわたし。
最近、わたしが受けた精神的な負担と、過去のおぼろげな記憶。
バイオリンを弾いていた同級生の少年。
時々訪ねて来てくれる13歳の甥。
耳鼻咽喉科で処方される、酷い味の水薬。
ある日、Yに会ってからずっと思い続けてきたお願いごとをするのですが…。
秋から冬が舞台の物語です。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。
みなさま週末もどうぞお元気でお過ごし下さい。