たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング【読書感想】
この本はずっと前から気になっていたものの、直近で本格的にCRMの現場にも入る事になり、現職の本棚にあったので、手を取ってみました。
ナショナルクライアント、いわゆるエンプラ(大企業)の実践であるため、中小の企業をサポートしている私からすると、少し汎用性のない部分もあったが、マーケティングすることにおいて、意識が逸れがちな「顧客ファースト」の意識を向けさせてもらえる本だった。
「顧客ファースト」
いわゆるN1分析がこの本で広く認知されたと思うが、「顧客ファースト」を軸にどうマーケティングしていこう?
となったときに何をしていいかわからないと言う企業や担当者も多いと思う。
私もそうなりがちであるため、顧客ファーストについて迷ったとき、
このnoteを、読書感想文兼、備忘録として見ていきたいと思う。
以下は、N1分析の本と読者(あなた→もーりー)の文脈を、「問い」「答え」「根拠(Why+How)」のフレームでChatGPTが整理しました。
※N1分析の本→本書である「顧客起点マーケティング」の本のことです
なお、もーりーはWebマーケティング歴13年となりますので、専門用語を解説なしでアウトプットしていますのでご了承ください。
筆者と読者(私)の文脈比較
N1分析の本と読者であるあなたの文脈を、「問い」「答え」「根拠(Why+How)」のフレームでそれぞれ整理してみます。
1. N1分析の本の文脈
問い: 顧客ファーストのマーケティングとは何か?
答え: 顧客の心理や行動に焦点を当て、顧客ピラミッドに基づいてマーケティング施策を構築すること。
根拠(Why+How): N1分析は、特定の顧客(N1)の行動データや心理データを起点に、プロダクトやコミュニケーションアイディアを生み出す手法です。企業目線ではなく、顧客目線でのタッチポイントごとのニーズに対応することが求められます。顧客ピラミッドを作成し、1on1のインタビューを行い、行動データと心理データを組み合わせて顧客理解を深めることで、ロイヤル顧客やそれ以外の層のニーズにも対応できます。
問い: 顧客ピラミッドはどのように機能するのか?
答え: 顧客ピラミッドは、顧客のロイヤリティや行動データに基づいて層ごとに分類し、それぞれの層に適したマーケティング戦略を構築する手法です。
根拠(Why+How): 顧客ピラミッドを使うことで、単にロイヤル顧客の意見だけに偏るのではなく、幅広い顧客層の声に対応することができます。ロイヤルユーザ一歩手前の顧客心理も含め、さまざまな顧客層に寄り添ったプロダクトアイディアやコミュニケーション戦略を設計することが可能です。これにより、マーケティング施策の効果を最大化できます。
問い: N1起点のアイディア創出はなぜ重要なのか?
答え: N1起点のアイディアは、顧客一人一人の行動や心理に基づいて施策を設計するため、よりパーソナライズされたマーケティングが実現できるからです。
根拠(Why+How): テクノロジーが発展しAIが普及しても、人間の行動や心理を起点としたアイディアはマーケティングの核心となります。N1分析を活用して、顧客の心理に寄り添ったプロダクトやプロモーションアイディアを構築し、それを商品開発やローンチに結びつけることで、PDCAサイクルを効果的に回すことが可能になります。
2. あなた(読者)の文脈
問い: 顧客ファーストをどのように実践すべきか?
答え: 顧客のタッチポイントごとにニーズを可視化し、そのニーズに寄り添ったマーケティング施策を設計するべきです。
根拠(Why+How): あなた自身が中小企業をサポートする立場で、N1マーケティングの顧客ファーストの概念を応用しようとしています。タッチポイントごとのニーズを分類・可視化し、それに応じたプロダクトアイディアやコミュニケーションアイディアをアップデートすることで、顧客心理に基づいたマーケティングを実現します。
問い: ロイヤルユーザに偏らない顧客インタビューはなぜ重要か?
答え: ロイヤルユーザだけでなく、定期購入していない顧客や他の層の声を聞くことで、バランスの取れたマーケティング施策が構築できるからです。
根拠(Why+How): あなたは反省点として、ロイヤルユーザ4人に偏ったインタビューが結果的に意見の偏りを生んだことを挙げています。N1分析の考え方を活用し、顧客ピラミッド全体を意識したインタビューを設定することで、さまざまな顧客層の心理状況を理解し、それに基づいたマーケティング施策を展開することが可能になります。
問い: N1起点のアイディアを事業にどう取り入れるべきか?
答え: 顧客の行動や心理データをもとにN1分析を行い、それをマクロ的なデータから具体的なマーケティング施策に落とし込むべきです。
根拠(Why+How): あなたはクラウドワークを利用し、マクロ的なアンケートからN1分析を行おうとしています。これにより、マーケティング施策の上流から顧客心理を深く理解し、プロダクト開発からローンチまでを一貫して設計することが可能になります。このアプローチにより、クライアントワークにおいても、与えられた業務に焦点を当てるだけでなく、全体的なマーケティング戦略の一部として業務を捉えることができます。
以上が、ChatGPTにまとめてもらったまとめです。
私なりのまとめ
本書の軸であるN1分析、つまり顧客起点マーケティングにおいては、
つまるところ、エモーションリレーを各顧客層で統一させて
プロモーションだけじゃなくて商品開発もエモーションリレーでロイヤルユーザー化を目指さないと今後太刀打ちできないよね
というお話が総括かなと思いました。
なお、エモーションリレーについては、以下の本をお読みください。
こちらの記事でも軽く紹介しています。
生成AIが今後発達しようとも、1人の人間の行動や心理を起点とし、
テクノロジーの進化に囚われることない圧倒的な「アイディア」の構築をひたすらやり続ける。
それが商品開発だろうがマーケティングだろうがなんでもで、これを成功するまでやりきった企業が勝てると感じた。
人間の行動・心理
↓
明確にするため9セグメントでN1分析
↓
アイディアの構築
↓
プロダクト・プロモーションアイディアを設計
↓
商品開発
↓
マーケティング
↓
ローンチ
これを原則とすれば、
「商品力がないから売れない、リピートされない」
「マーケティングでどれだけ綺麗に見せても石ころは結局石ころでダイヤにはなれないから売れない」
という言い訳はなくなります。
クライアントワークでは与えられた業務の一部のみ焦点を当て、こなすことに意識を向きがちなので、今後注意したいと思いまし、
そもそも、もう少し上流に入れるような立ち位置でお仕事を受けないと、と思いました。
もし仮に、下流のみの仕事を受けたとしても、上の層の人たちがどんな意識で顧客心理を捉えているかを、深く観察し場合によってはボトムアップで意見することができると、下流でも自分主導で仕事をできやすくなります。
もう少しわかりやすく言うと、
この本の知識を持っていれば、「上の人たちもあんまり考えてないのに、的はずれな施策やってるな」ということもわかってくるはずです。(多分w)
早速、私の事業で取り入れるために、クラウドワークでマクロ的なアンケートを行い、軽い9セグメントを分け、そこからN1分析を繋げたいと思う。
※筆者と読者(私)の文脈比較のまとめ方法
アウトプットの効率化を図るため、全体的に読んだ後、各章のまとめをスマホで撮影し、空き時間にその画像をみながらスマホで音声入力で感想をメモ。
そのメモを、ChatGPTに与えて「N1分析の本と読者であるあなたの文脈を、「問い」「答え」「根拠(Why+How)」のフレームでそれぞれ整理して」というプロンプトでまとめた結果が上記となります。
これは、以下のツイートを参考にしました。
どうでしたでしょうか…!?
何か参考になったり、勉強になったり
こんな読書感想文のやり方があるんだ、と思ったりしたら
お気軽にコメントしてくださると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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